感情移入するところで仕事が起こる
既に、歴史があって、サービス内容や商品が良くて、写真や文章がしっかりして、CMもして、全国に拠点がたくさんあって法令順守もして名前が知れているということはもう、購入相手に求める前提ではなくなっていると感じています。
検索システムがすべての窓だったGoogleマンセー時代からさらに一歩進んで現在はSNS時代。仕事は近い存在に発注するか、いなければ知人、友人、家族経由での紹介へと、ルートが変わっていています。
学生時代の友達に仕事を発注することも珍しくなくなってきました。さらに一部上場企業所属の**くん が転職して、零細企業の**くんになっても、**くんは変わらないから、**くんに仕事を発注する。会社名の冠はもうさほど関係ない。つまりその個人が信用できるかどうかにつきると皆が気づき出したともいえます。
まさに感情移入しやすいところに、購買のきっかけが移ってるのだと。
無名、有名は無関係
無名であっても、困っている人にお金が流れる。たとえばアイデアがあって、意欲があって、お金がない人に、クラウドファウンディングのようなものが有効になっているのはまさに感情移入でしょう。Youtuber向けにも投げ銭が始まりました。本業を忘れ、日銀とやり取りし、100%損をしない企業だけに融資するだけのチャレンジなし銀行はもういらないのかもいれません。
会社で仕事をする、プライベートでやりたいことをする という流れが急展開を見せる。SNSなどで知人の仕事が見えてくるにつれ、人生のほとんどは仕事時間だから、やはり楽しまないと嘘だというところまで行くような気がしています。
新時代のツールは動画
この新しい環境で、友達の友達に紹介されていくためには、個人も個人事業主も企業も、これからますます動画活用の時代なのは間違いありません。
しかもこれからは確実にリアルタイム性が上がってきます。なぜなら既に生中継はタイムラグこそ数十秒あったとしても、事実上リアルタイムですし、スマートフォン向けが主力サービスであるLineやTwitter、Facebookなら個人ですぐ開始できる環境が出揃ったといえます。食中毒出しても記者会見説明はうちのメディアで!
そしてこれからは、意思決定のスピードが逆転するのではと考えています。
動画の情報発信スピードがキーワード
大企業は超合理化策とスケールメリット向けにチューニングされていますが、動画をアップしていいかどうかという未体験の判断プロセスには躊躇してしまいます。代表権のあるトップですら、映像に関しては素人も多いです。まぁ映像戦略なんてまともに考える機会がなかったでしょうから仕方ないのですが・・・
そもそも代理店などにまかせっきりだったから、著作権法や肖像権、自社所有のコンテンツの量、タレント含むCMのネット公開範囲の把握なんて知らないでしょうし、ましてや現在のユーザが動画で何を楽しんでいるかなんて知りません。
ということで、いいと思ったら即Youtubeなどにアップできる環境下にある人たちが自由闊達にスピードメリットを出しながら、新しい市場をつくっていくような気がしています。 |