どんどん安く身近になるドローン

parrot元は、大学の研究室からスタートした技術。2004年頃に世界で一斉にスタートしたこの研究は、ソフトウェアのプログラムによるところが多い。ロボコンマガジンという雑誌の2014年11月号によると、中国のDJIは年商100億を売り上げるところまで成長。元は香港科学技術大学院大学からのスピンオフベンチャー。

ネットによるお金集めが可能となり、製造業であっても、小資本でビジネスが出来る現代、特にこういった技術ありきの急成長しているビジネスでは、企業に入って研究・・・といった流れよりももっと前の段階で直接起業できる流れになっている。

飛行時間25分、耐風性14m/s、時速50Km、1200万円もするものもあるようだ。

一方で、プログラミングが要というだけあって、競争激化するのも事実。それを証拠に、簡易なものは既に4,50万円だったこの種の撮影可能な機材が、今やその半分、もう数か月以内にHDカメラ込で7万ぐらいで日本に入ってくる機種もある。

キックスターなどで募集しているさらに小型のものもあって、使う側にはワクワクが加速する。同時にここまで軽くなると、懸念されるような事故も少なくなるような気がする。やはり国としても全面、資格や登録免許ということでなく、必要な領域とそうでない領域とわけるのが自然だと思う。

商業ベースでは、欧州の物流大手 ドイツポストDHLはマルチローターヘリによる配送テストで成功、Amazonの配達の認可申請も含めて、2025年には米国だけで10兆円、10万人の雇用、3万機が米国上空を飛行するという予測もあるようだ。

一昔のヘリタイプは一つのローター、シングルローターだけで飛ばしていたため、重い荷物は運べなかった。しかし、マルチローターのお蔭で、自身の気体重量の3倍から5倍もの荷物を運べるようになった。人間を乗せて飛行する動画も見たことがある。タケコプターは首が回ってダメですが、まさかのマルチコプターならドラえもんが描いた未来はすぐそこにきているような気がします。映像を扱う人間として、この先がとても楽しみな分野である。リスクはバッテリー時間と音と操縦ノウハウか。。。

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