テレワークが多くの初心者をプロの領域にあげた
映像編集では、かなりのことができるようになった今、やはりプロとしての差別化は、高画質化や撮影技術、見せ方、ディレクションといった狭い領域より、ニーズの高いライブ配信にあると確信しています。
HDMIベースのライブ配信も当たり前になった理由は、やはりテレワーク。素人であってもZOOMなどオンライン会議の影響でマルチカメラすべく、Atem miniなどのハードウェアを所有する人も珍しくなくなりました。
Youtubeを眺めると、物書き・ウェブ系のライターさえ、背景が整った部屋を用意して、自身で商品解説しながら、上から下からと、恐ろしいほどのクオリティ動画が散乱しています。
ベテランライターさんの映像が凄い
サムネイルも超高度化して、もうプロもアマも解りません
多くアクセスを集めているのは、案外本人が話すだけのシンプル映像だったりもします。
何度も言いますが、やはり多くのプロが生き残る領域はライブ配信だと思わざるを得ません。
そこには技術という難易度があって、iPhoneだけで録る人も多い録画系の人とは差別化が可能だから。
ネットワーク上の分業。NDIがテレビ局技術を庶民に運んでくれた
その理由の一つはHDMIからNDIに移りつつある技術革新です。まだやっていない人も多く、差別化は可能で、未来があるし、そもそも全国のカメラマンさんが一斉に動けば、テレビ局さえ勝てない領域に一気にたどり着けます。
今日のテストでは、iPadとAndroidスマホ、PCの3台マシンでNDIソース2つを合成しました。テキストをグリーンバックで合成してもいいし、そもそもNDIはアルファチャネルを扱えるので、対応ソフトを使えば、何も考えずに合成が可能になること。
これは野球やスポーツなどの得点表示をライブでやる場合に有利だけど、今後これが一般のオフィスユースで多様される未来が見えていて、面白いです。
何よりも既にツールがあることに先見性ある人がたくさんいるんだと感動した次第です。