健康と繁栄、平和の象徴 オリーブの原点

ネットショップ運営をしている関係で、オリーブ人気がオリーブオイルだけでなく、苗に関しても高まっていることを感じています。

苗の育成からオイルの搾油までのオリーブビジネスが日本で根付いたのは、いったいいつごろからでしょうか?

 

その前に

オリーブに実がギッシリちなみにオイルに関しては、農家さんたち関係者の懸命な努力で、エキストラバージンオリーブオイルのコンテスト結果だけでをみても世界にも負けないぐらい高まったと感じています。

一方で、国産オイルそのものは急速に増える需要に供給が追いつかず、値段も高止まりしています。小豆島100%でなくても小豆島産とうたう非協会会員もあり、海外からの輸入物も 農家から離れると 混ぜ物などの黒い噂もあり、儲け主義のオイルマネービジネスの怖さを感じます。

現在、小豆島では、各農家が苗木を増やす一方で、数年前から全国の市町村や、農家さんにその技術を広めているといいます。やがてもっと安く、いろんな産地のオリーブオイルが楽しめるようになることが、一つの解決方法なのかもしれません。

 

 裏表あるオリーブの原点は ?

オリーブの歴史

地質調査によると1万年前に農業そのものが誕生し、農業革命がおこった。米や小麦の原点ですね。その5,000年後、オリーブ栽培が始まったとされます。

その 栽培化の起源はヨルダン川の渓谷(死海とガレリー湖の間)。古い農耕の文化の歴史をたどると、ギリシャ文明を遥かにさかのぼる時代にすでに確立されていたらしいのです。

そして オリーブ栽培が飛躍的に発展した理由が、オリーブが痩せた土地でも生育できたから だそうなのです。その時代、森林破壊、冬雨増加の中で土壌劣化が急速に進行し、そんな土地に実る作物は、むしろオリーブしかなかったというのです。

米や小麦同様、人間が生きていくために必要なものは、予めきちんと与えられているんですね。

imageちなみに 日本の小豆島にオリーブがやってきたのは1862年(古い文献によると、わが国にオリーブが導入されたのは、文久2年(1862年)。林洞海氏が横須賀に植えたのが最初とされています。)

その13年後、イタリア産の苗に初めて実をつけたのは和歌山。最初から日本はオリーブ栽培に適していたようです。

小豆島としては1908年とされています。100年祭りがちょっと前に小豆島で行われていたのが今は 懐かしい話です。

いずれにせよ、歴史を知ることは、興味を持つことに繋がります。学校では 暗記が出来る人間が偉いとしてしまったのですが、年表を覚えても役に立ちません。それよりも人物や出来事に興味を持って深掘りする方が、その人や歴史をさらに前に進める原動力だと感じます。

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