未来を同業者で創造しよう!

コミュニケーションは人間の専売特許

みんながビデオカメラマンなら が集まれば、楽しいことが出来る。

もちろん当たり前、昔から わかっていることだ。
楽しいこと以外のことも含めて。

そもそも人間には白目があるため、捕食される側と、捕食する側の生態系の中で生きぬくにはとても 不利な種である。見ている方向がバレるんだ。さらに、妊婦は一人では子供を産めず、そして社会は一人では成り立たない。

これだけみても、コミュニケーションが義務付けられた動物であるからして、人が集まることは 至極当然のことなのだ。 が、この従来型の考え方にネットワークが加わったら、もっと楽しいことが出来ると思う。

現に、情報を知るいう点で見てみると、国内でのニュースだけならず、海外のスキャンダルどころか、憧れの芸能人のつぶやきや息遣いまで聞こえる。

 

映像のハイパーリンクラングウェッジ

この流れがテキストや写真といった情報から、映像に至った時、何がおこるだろう。

新しいもの好きの趣味動画投稿から始まった Youtubeは、既にビジネスの領域で 強く人々の中に根付きだしている。当初は単体映像であったが、今は映像属性などの繋がりで、映像同士が繋がっている。

まるで白黒からカラーテレビになったように、テキスト+写真のハイパーリンクが 、動画のハイパーリンクになってしまった。これを味わってしまったら後戻りは出来ないように思える。新鮮な動画、楽しい動画などお菓子作りにお笑いに、思い思いの好きなキーワードで没頭出来る。子供をあやすため、一度だけ アンパンマンや、 妖怪ウォッチで検索したら、とめどもなく現れ終わりがない。もうこれはハイパワーリンクと名付けてもいいだろう。

例えば、日本初の快挙、躍進し続ける錦織圭の最新の映像を、中継されなかったテレビに求める人はいないのではないか。WOWOWでは放送したからといって、契約数が跳ね上がるだろうか。そうは思えない。それは つまり世界の何処かで閲覧出来る人が何らかの手法でYoutubeにアップすることを知っているのだ。何よりもオンデマンド、相手の都合で 時間を縛られたくない現代人の考え方だ。全ては不要、あるシーンだけ観れば納得する人間が多いと思う。

もちろんリアルタイム検索可能になった最新の検索エンジンが大黒柱だ。いともたやすく発信源から収集する。それを少し人より早く動いた人間が一番乗りで、情報を射止め、小さい拡散を始める。バイオテロを思い出したくないけれど、数時間もかからずに、広がっていくことをなんと呼べばいいだろう。

これは先日の朝日新聞への池上彰氏のコラム掲載是非をめぐる騒動の背後にも感じる。 私のFacebookなどでも強烈な批判が飛び交っていたから、相当数のダメージを予感した幹部が急遽方針変換したのだろう。トップが年寄り頭のままだと、どんな大会社でも傾く時代になったことを恐怖する。

 

あなたの仕事を外国が奪ってゆく

皆ばビデオカメラを持っていたら
趣味、趣向の部分から一気に飛び立とうとする 映像+ネットワーク+ビジネスの組合せ。

世界に広がるチャンスと見るか、仕事を失うリスクと見るのかは人よりそれぞれだ。なぜならネットでは、広告を除いて、一番表示されたところが圧倒的に優位だから。

やがて、同じ職種同志の優劣が、同じ土俵の中でさらされるだろう。いや、誤解を承知で書くと、1位品質でなければ 、2位以下は成り立たないかもしれない。( *1位でも中身がなかったら2位、3位と下がるので、便宜上 「品質」を付けた。)

Webの検索エンジンの表示順序が一つの土俵だが、さらにソーシャルネットワーク上で、医療の世界でいう第二オピニオン、第三オピニオンのような、プロや、関係者のユーザー側の立ち位置から見た評価がなされると思う。Googleプラスはその線を狙っていたはずだ。

Webがなかった頃、腕のいい人は、すぐに忙しくなって、それが伝わって、納期優先仕事などで、それなりに他へも仕事が 分散していった。

 

商売が変わってゆく

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しかし現代は、クオリティーや、表示順序で NO1に集中したとしても、NO1が忙しくても受けられ続ける可能性がある。これは、NO1が いろんなところに業務委託して分散出来るから。忙しい、受けられないという表示がなければ、ユーザーからあえてNO2に依頼することもしないだろう 。2番手を応援しようという私のような天邪鬼(あまのじゃく) はいるもんだが、きっと統計上影響は微々たるもんだ 。

だから東京で1番でもダメだ。北海道の1番の方が良い場合もあるし、海外の場合もある。

この流れは、国としてもとても恐ろしいものがある。

例えば、家電の小売店で、価格だけを見たとき、ある程度知名度がある販売会社であればNO1価格の会社で 買ってしまうに違いない。(*ポイントや送料の総合評価) 現に、小さいパソコンNUCでは、本場インテルのお膝元のAmazonで買ったり、個人輸入業者経由で安く調達する。

 

時代のその先

まさに、1つの商品、サービスで競うことは、一か八かの博打に変わってしまった。検索のキーワードに 地名と商品名を入れるのは宿と身近な消費物だけになるのかもしれない。

やはり合理性を狙うべきだ。例えば同業者が群れをつくってイベントをしたり、新しいネットワークを横断した商材をつくるのは理にかなっているはずだ。

我々 ビデオカメラマンも同様だ。同業種が集まって楽しいを創造しよう!
実績がたくさんあっても、一人の技術がどんなに優れていても、現状はどこよりも安くても 、すぐにそれを超える世界品質が現れる。小さいところを破壊するためだけに価格を0に近づけて、壊してから独占後に 料金を上げていく商店街と大手スーパーのようなことが起こるだろう。このままだと限界があるんだ。

もちろんビデオ業界だけではない。

でも、大手が出来ないことはなんだろう。

独り立ちしている個人達が集まり、新しいことを 創造することだと思う。大手であっても決裁権のある人達はチャレンジには頭が固いのだ。まぁ今のうちだけだが。

日進月歩とはいえ、アナログな人間である限り、変わらないものはある。
常に新しいを考えよう。

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