昨年お世話になった方々に新年会にお誘い頂きました。そこでやたらめったらオーラを放っている方がおられ、後で聞いて驚いたのが、その当時４本の指に入る成功を収めた方でした。
お話して感じたのは、やはり感情豊かだということ。思ったことがフィルターなしに口から出てくる。もちろん実際には配慮があるから、おかしなことにはならないのだけれど、それにしても魂の言葉そのものに聞こえるし、声が通る。
確かに人は産まれた時、誰しもが素直で感情豊かだった
はずが、世間に揉まれ汚れる。学生時代に勇気ある行動を先生が笑ったり茶化したりして、クリアなガラスが曇ってゆく。
ほとんどの人が、常識、協調性という名の下に、思いを隠し始め、予定調和かつ、空気を読む、相手の立場になって発言することが普通になってゆく。もちろん必要な技術ではあるけれど、それが積み重なると、自分の想いや考えすら解らなくなり、個性や感情がどんどん皮下脂肪の下に積み重なって消えていく。
政治がどれだけ腐敗しようと、あきらめと無視という一番権力者が嬉しい結果を選んでしまうのと同様の悪循環の始まりだ。
だけど、それを今の今まで味わってなかったかのような天性のというか、素晴らしいむき出しの人に出会って、ふと思い出してしまった。男であろうと女であろうと年齢が違おうと、魂で感じれば無礼講を忘れた言葉遣いになるし、遠慮なくハグもする。きっと涙もろいだろうし、その人に憧れ、ついていく人は多いだろうと思った日曜日の夜でした。