予期しないトラブルへの対応力
随分日が経ちましたが、国の重要無形民俗文化財、能楽の源流と言われている「舞」を今月の初め10/8に観ました。
場所は奈良駅からバスで10分ぐらいの奈良豆比古神社で「翁舞」という演目でした。約1時間ぐらいの中で、子供から若者、翁へと各々が神の方向に向かって4種類ぐらいの舞を奉納していたように思えます。
当日現場では早くから来ている人で良いカメラポジションを取れませんでしたが、ひょっとするとと考え、ジンバル、ガンマイクとズームレンズを持って行って正解でした。生中継も出来る予定でしたが、vlog-Lで後日編集した方が色がキレイと思い、収録のみとしました。
結果的に美しい映像とはいえませんが、にわかに手が疲れて撮った見苦しい絵はカットしたこともあって、記録としてみるにはギリギリの品質になったのではと思います。
現場ではさほど気にならなかった
のですが、モニター前で全編をじっくりみて驚いたのは、翁の能面がずり落ちて、演目中、何度も対処を行っていたことです。空気を読み、中断させる部分とそうでない部分を振り分けるトラブル対応を、関係者一人ひとりの気づき、目配り、実行で補なったように思えます。それすらも神さんに試されているのかと思いつつ、その神さんのおわす石段前に腰掛け、カメラを触っている人には唖然としました。
とにかくトラブルは予期しないものが起こる試され事の方が多いのですから、日常的に自然なベストな対応が取れるようになることこそ、プロだなぁと思った次第です。
ということで、転送レートは大幅落としましたが、全編をアップします。みなの忍耐力に感動です。