数千万円がゼロ円に

固くなった頭を柔らかく

使い慣れたAfterEffectsとEdius、GIMP2を使ったら瞬殺だと思える処理を、すごく時間をかけて無料のソフトで初めて本格的に実現してみました。

誰しも起動時に思えること、パブリックベータ15とはいえ、メニュー体系が複雑で、やりたいことは明確なのに、どこを触ったらいいのか解らないたまに落ちるという悶絶を味わいながらも、なんとか4K映像処理を、思った以上の料理が出来ました

逸品だと思うのは、一言でいうと一つのソフトでモーショングラフィックスや、MA処理含めて高速に全部できることです。特に面白いと思うのは、レイヤーの概念やカラーグレーディングを基礎として、ブロック単位で矢印をぴょんぴょん付けたり外したり、入れ替えたりしつつ処理を進められること。わぉんわぉんと鳴っていたエアコンノイズがワンボタンで消えたのには驚きました。

特に枠で囲んでトレースするような処理が得意で、アバウトに囲っても、動くブツを精度高く追いかけてくれること。だから葉っぱの色を変えれば夏が秋に模様替えできます。人間の肌も美しくできるようで、映像色は全然全然違う色・質感で調整されていると うがって見てしまいそうです。

GH5の4K v-logL 8btで撮影した室内電球環境化で、色を変えてもパンディングノイズが出ず、色被りもきれいに修復し、思い通りに色を変えられました。ショートカットを覚えきれていないため複雑な映像編集はまだ難しいかもしれませんが、少しずつ使ってみようと思います。

 

普及は無料から?

Davinci Resolveはかつての所有会社の納入額は、確か専用ハードも含んだシステムまで入れると売値は数千万から憶になっていたといいます。Blackmagicdesign社がそれを買取り、無料にして配るという英断は、映像業界やコンピュータ業界だけならぬ、他業界でも生きた戦略だと今にして思えます。

結局解る人だけに買ってもらうというのは、正論でかつ安全運転の仕組みですが、結局世の中は、アーリーアダプターとか、氷山の一角といった領域だけに販売するのは結果的に広がることになりません。

無料がいいか、低コストがいいかどうかは企業の体力や、エコシステムの一環で考えればいいかと思いますが、時代は、銀行業だけが金を扱うこともなく、宿泊設備がチープでも民泊のようなことが成り立つ今だから、やはり大勢に買いやすく便益を提供することは、いいのだと思う次第です。使ってみようという気になるのが大切かと。

大きく商売を伸ばす人は、多くの味方と同様の批判者がいるもので、それぐらい、多くのユーザに受け入れらていることが必須であり、かつ、庶民末端にもリーズナブルが前提なんだと思います。
そういえば代表的な例を忘れていました。Google MAP、Street Viewが決定的ですね。法律を待ってたら、この便益を世界中の人が口授できていなかったと確信しています。

 

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