タイトル: 西部技団紳士服技術ゼミナール50th in りそな銀行 大阪本店
業 種: 紳士服製造販、オーダースーツ、洋服仕立工、洋裁師、テーラー
カメラ台数: 2台
動画尺: 4h47m
モデルの有無: お客様
納品物(先): ネット生中継(YoutubeLive)、記録
効 果: 技術セミナーが広く外に公開されることで、一般の人にテーラーの世界を告知できた。700回再生

経緯、概要

50周年の記念イベントにYoutubeLiveによる生配信をりそな銀行 大阪本店の地下で実施させて頂きました。

歴史ある大理石フロアーが敷き詰められた風情ある会場施設ですが、こういったファッションショーのような施設に最適化されていません。このため、カメラ近くを人が通ったときなど縦揺れがあったり、LANがなく、持ち込んだネット電波状況が苦しいことはロケハン段階で解かっていましたが、どうしようもありませんでした。

何よりもとても苦労したのは、全体が手作りセミナーだから仕方なかったのですが、ライブ配信作業とイベント会場向けの映像、音響も掛け持ちしたこと。カメラマンも含めて3名の超少数精鋭体制だったため、PowerPoint操作や、BGM音声ぽん出し、映像ぽん出しなど慌ただしいDJのような慣れないことをしつつ、通常、楽曲はLive配信を止めるのですが、止められなかったことなど、ライブ側への支障も多少出てしまいました。

動画のレギュレーションを決めて、データをSDカード送付などの手段で収集し、フォーマットを統一する作業も全部当社で行ったこと、個人所有のiPhoneやiPadの映像、音声を活用出来たこと、イベントの大トラブルはなかったことも含めて、良い経験になりました。

13:00  開 会 岡本会長
13:05  第一部 過去のゼミナール出品作品
世界大会・アジア大会出展作品
13:25  第一回若手育成ビスポークテーラー作品コンテスト
14:20  休憩(20分)
14:45  第二部 服装の歴史 講演
15:15  各技術団体の作品ゼミ
16:25  オーダー体験公募作品披露
16:55  若手作品コンテスト 表彰式
17:10  フィナーレ
17:20  閉 会

やはり技術なきところに進化がないように、進化の糧は製造現場にあるのも確かです。売り方の技術はマーケティングとも言われますが、大量消費時代をメディアコントロールできた時代ならまだ機能したものの、これからは現場からの情報発信+販売を直でやれるところが生き残りの鍵かもしれません。

そして映像が飛び交うと理解度が増え、盛り上がることを確信。各アーティストの手作業が大スクリーンで見えることで、完成したオーダー紳士服の内側や、職人の手作業があぶりだされ、より一層輝いたことに感動しました。