動画はリアルタイムVJ,雑誌風デザインになってゆく?!

過去の配信ソフトが単体動画に1つのテロップだった時代に比べると、現在のPCを使った配信はデジタルサイネージよろしくのなんでもあり画面になってきました。

そうそう、テレビのリモコンで”情報”と選んだときの、テレビの周辺を覆うあの情報群をイメージしてもらうと想像し易いかと思います。サイネージ視点で考えると映像は情報の中のひとつの素材になったとも言えますね。

部品群で構成しているため背景のみ交換可能

7つの部品を合成してるため、背景のみ変更も可能。 影をいれたら8つの部品でした。

グラフィック用語で表現すると

プロ用写真編集の雄であるPhotoshopレイヤーに近いものを多層で合成し、ひとつの完成映像を作る。しかも文字修正や追加Web表示画面の操作、レイヤーのひとつひとつを出したり引っ込めたり階層を変えたりするアクションさえ閲覧者に見せられる画面となる。つまり見た目は合成された1枚の画像ですが、リアルタイムにビジュアルを変化させられるということになります。

このレイヤー相当の各階層には文字テキストや画像、動画ファイル、ブラウザー画面、スライドショーなど多種多様なメディアを割り当て可能。

2016-10-19-17-35-29さらに驚くべきは上記Photoshopの完成画像(コンポジション?!)そのものをシーンと呼び、複数の完成画像を、たくさんあるトランジッション効果の中からセレクト、画面転換させるという脅威の機能さえ備えています。

まさにPhotoshopに時間軸を持たせた映像コンポジットソフト AfterEffectsを、さらにグレードアップし、ループ素材を取り込んで、リアルタイムの動画配信機能をつける。VJというべきか、いやVJも取り込めるし、グリーンバックの背景除去もできるなんでも動画編集・配信・オーサリングツールが無料で使えるようになったことに驚きを感じています。

 

すべてにディレクター視点が必要に

2016-10-19-17-34-06こうなってくると、操作者もディレクター要素をもってないとおかしな画面を出しかねないし、Photoshopデザイン同様、レイアウトセンスや時間軸をまたいで単調でなく飽きない表現をする技能が必要になってくると思います。さらにはイベントはトラブル&イレギュラーがつきものですから、これにどう備えるかは腕の見せ所。当然レイアウトだけ作って終わりではありません。

思ったらすぐ配信!できる人のニーズはますます高まり、オープンソフトウェアだからこその進化スピードで、さらなる機能アップは確実で、ユーチューバーやゲーム配信者、映像編集を楽に終わらせたい人など熱いジャンルのひとつ、究極のクリエイティブ&合理化を体験できるといえます。

利用者はツールに使われ、ごちゃごちゃダンゴのように画面を複雑にするのではなく、大画面ユーザもモバイルユーザも見やすい画面づくりが必要になるのは確実で、相手に見るを強要する配信者はいろんなものを磨かねばと思う次第です。もらったとはいえオドロオドロシイ背景は変えようか(笑)

 

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