プロモ素材をもうらうため、職人さんに1時間近くお会いして、ついでにお話を聞きました。
ヒアリング
紳士服オーダーの世界はまさに縁が縁を呼ぶ・・世界・・・なんですね。
広告がだめとは言いませんが、やはり良い仕事をしていたら、必ず広がってゆくことを学びました。(そういえばテレビ広告のNO2,3が合弁会社をつくったようで、TV落ち目の苦しみが伝わります。)
そして一流は一流を呼ぶ・・・ある道を究めた人は良い目を持っている。そういう人に渡るということは、価格はともかく、その人が広告塔になって周辺の一流人に紹介してくれるということ。
もちろん、それを最初から腹黒く考えるのと、結果そうなったというのでは、現象がまったく違うことにも納得です。
キーワード
病気もいっさいないそうで。そのキーワードは楽しむということ。本人曰く、60歳から変わっていないという精神状態。まだ自身は10年以上先のことながら、思わず考えさせられてしまいます。
面白いのはずっと夜型ということ。3時近くまで起きて仕事をして朝9時ごろまで寝る。新聞が3時前に入るが、近くなので声がけして渡してくれる。それを見てから就寝するというから、国内最速(新聞屋さんの次)でニュースを知る人でしょうね。
74歳を超え、天皇から賞をもらうような人ながら、腰の低さと、素直で真摯な受け答え、そして780回はエリに手で直接 針を通すという明確な数字や、土地の名前がすらすら出る記憶力は、わたしには到底真似できず、終始、恐縮至極になってしまいました。
何よりも職人 兼 営業も兼ねていることで、話もうまいし社交的。自慢ではなく楽しく技術話をする。某百貨店出身のオーダー職人経験がある人はもう東京にもいないと言われる腕の持ち主だけに、純粋に目の前のテーマに全力で向かえるのだと、思い知らされました。
おまけにすずめのエサ場を職場に作っていて、毎日たくさん庭にやってくることを、同じトーンで話されていたことも印象的です。
新時代の企業のあり方
金儲けをゴールにすると、いつか足をすくわれ、何が目的だったか忘れる泥沼に入る。売れるものを作るとかマーケティングがどうこうでやれた時代はもう終わり。広告をすればするほど逆効果になり、本当に必要な商品しか売れない時代が迫っていると思います。
そして発展と世のためを目指した創業者の心を、創業地ごと売り払うサラリーマン社長や経営陣、血が繋がっていても中身がない創業家におもちゃにされる企業こそ、もう長生きできない厳しい時代がやってきたと感じた次第です。