映像の納品直前に壊れたメインのノートPCの続きの話です。
実はまだ修理ができていません。実はその日、運がよかったことに、同一機種がYahooオークションに出ていることに気付いて、入札していたのです。
しかも3千円ぐらいからのスタートで、誰も見向きもしなかったので好都合でした。
高スペックPCがなぜそんな安価か?
有名メーカーでないこと、古い機種であること、電源ケーブルが付属してなかったり、OSがなかったり、キーボードが壊れていたり、電源が入るところまでしか確認していない(もちろんバッテリーは保障外)とのことで、確かに食指が動く人は少ないでしょう。
しかし偶然、同じ機種で同じCPUとくれば、壊れたPCを治してこれも動作すれば、一瞬にして編集機の二重化が叶うことになるという欲求が沸いてきました。
週末はイベント生中継に名乗り出たこともあって、なんとか使いたい。
結局競り勝って入手
高スペックを狙ったお徳PCを前に、一人の玄人っぽい人と2マンぐらいまでで競り勝って、本日入手することができました。
ただしSSDは80GB,メモリは4GBなので、うちのSSD250GB,メ
モリ16GBとは少し違います。ということで、メモリとOSの入ったうちのディスク(SSD)をさくっと乗せ変えて起動したら、あれ!っというぐらい簡単に起動してしまいました。
ビデオ編集ソフトの、USBドングルの認識が心配でしたが、何の問題もなく起動しました。ただし負荷をかけた時、ガラガラと異音がして、全てのハッピーが飛びました。
中を開ける
メンテナンス性が良いPCだからねじ入らずでスライドのみ。慌てて中を開けたらなんのことはない、ねじがファンの下にあって、これにすれていただけ、なんなく取り出し、こんな安価にもう一台の高スペックPCを手に入れたのでした。
忘れていました。ネチャツキがひどく、天板や手を置く&マウスエリアを触るだけで嫌悪感があったことを。ネチャツキはシールはがした後だと判断して、シールのねちゃつきを落とす液を塗ったあと、当社の洗浄液Natuoで掃
除したら、新品の輝きに近い手触りが戻ってきました。
壊れたキーボードははじめてのアリババ中国へ1000円ぐらいで発注(汎用品)したし、一時的にはタブレットとも併用するbluetooth対応のマウス、キーボードが使えますから、まったく問題ありません。
そしてさらにおまけは、バッテリーがあまり使われてなかったのか、私のものと比べても、まったくへたれてませんでした。SSDとバッテリーコストを引いたら随分と安い買い物になりました。
修理して固めて成る
何よりもCore i7 3630QM 2.40GHzで11インチというスペックは、ノートなのに標準電圧版の高スペック8コア。最新鋭のVaioと比べても何と比べても性能はダントツです。
このインテルCPUは、Ivy Bridge 世代でしたが、その後、Haswell 世代、Broadwell 世代、Skylake 世代と続いていますが、省電力性能が重視されたため、スピード視点でみると最新とほとんど変わりません。
だから今、現役で小さいノートはこれぐらいしかないのかと。バッテリーは3時間ぐらいが限界ですが。
CPUベンチマーク CPU Mark
Intel Core i7-3630QM 7618
Intel Core i7-4710MQ @ 2.50GHz 8002
Intel Core i7-6820HQ @ 2.70GH 8696
Intel Core i7-6700K @ 4.00GHz 10998http://www.cpubenchmark.net/high_end_cpus.html
修理固成とは、あるをあらしめる というのが本来の意味ですが、本来のポテンシャルを回復したという意味では、壊れたことが良い縁を引き当てたということでしょうか。
偶然かかってきた今日の電話で、翌日のお客様先での生編集が決まったのも、私が治すのを待っていたような気がしてなりません。 |