パッケージで買う人、いわゆるジャケ買い

商品の顔といえばパッケージ。様々な見せ方やデザイン、素材が開発され、その都度、並ぶ商品エリアを華やかにしてきました。

 

捨てるものに金をかける宗教

写真 2016-03-31 19 10 44しかし時代はエコなのに・・・メーカーも消費者も、どうして捨てるものに、お金をかけるのでしょうか??

それは間違いなく、儲けたい企業戦略。もちろんメーカーではありません電力ガス水道土地建物金融保険という大物群は既に抑えられています。タバコさえ、役所の財源にあてがわれ、医療費増加に政治が大いに貢献しています。

その二匹目のドジョウが、新聞などのニュースやビジネス記事、広告になるのではと思っています。ネタは全国民、全企業が対象なので枯渇する心配ありません。

良いニュースであろうとなかろうと、尽きることがなく、ゲス野郎?という新不倫用語を使えば、ゲソみたくスルメのように長くぼろ儲け出来ますから、これもまさにデイリーな消費ですね。最近は取材も面倒なのかプレスリリースを送らせて、足で稼ぐよりも楽に見つけられる仕組みもできたようです。

もちろん洗剤も生鮮食品も同様ですが、さすがに一般消費財の高騰は、暴動に繋がるから限界がありますね。

 

定期的な消費財を扱うためには

腸ロゴ話が長くなりましたが、結局は広告というものと紙の印刷屋さんは切っても切れない縁で繋がっていて、さらにデザイン代ももらえれば、次々と生まれる商品すべてに、広告税をかけることが出来るのです。

どうでもいいものまで、1枚包装させたり、豪華な箱に入れたり、キャッチコピーをつけるためだけのなんちゃって製薬会社があったり、アーティストの顔写真をつけるだけで数千万かかったりと、中身はどこへやら・・・とにかく、このケースは枚挙にいとまがありません。

 

消費者がダメになってゆく

これが次第に消費者がおつむが弱くなり、宣伝しているからいい商品だろうと思ったり、自分の感性で物を選ぶんだと、神経衰弱者が増えていくルーチンなんだと思います。(性別的には男はスペックで指名買い女はジャケ買いといいますね)

やがて、没個性が過ぎると、自分で選ぶセンスがなくなり、コストパフォーマンスに優れるものに気づかず、結局有名ブランド品を買う結果となり、さらにセンスが悪くなり、貧弱センスを隠すにはお金をつかうしかなくなってゆくのです。

 

良い商品メーカーが浮かばれない

写真 2016-03-31 18 34 05これがさらにメーカー側に循環して、どうせ同じなら、原価が安い下請けに作らせろとなって、世の中、洗浄液や化粧品は、バカの一つ覚えのように、界面活性剤アルコール次亜塩素の濃度と、匂いを変えるだけの、同一品が溢れつつ、汚れを取って感染予防するという問題の本質にいっこうに迫れない状況が続いているのです。

残念なのは本当に良い商品を作っているところ。先のあおりをくらって、あっさり潰れるか、大手の下請けとして一時的に生存するけれど、一定時間後、技術を盗用されるとポイ捨てされ、どこへやら去っていくことになります。

もちろん箱を集めるコレクターは、ジャケ買いこそが本道ですから、その世界を極めてもらえればと思います。(笑)

良い循環を取り戻すために

写真 2016-03-31 14 34 48あらためて海外の方の買い物がうまいといわれる所以は、質問力売り手へのコミュニケーションが良いものを選ぶ手段だと思います。同じ関西人も値切るけど、良いモノも悪いモノも値切るから良く解っていない気がします。でも最近はSNSやTwitterなど呪縛から解かれる人が増えたように思えます。

ロット買いは不要になった現代、中身重視!!金をかけずに伝わるものをつくる努力を、アイデアを練ることをメーカーは力を入れるべきなのかもしれません。売値が安くなりますからユーザもハッピー。もちろん消費者も良いモノを選ぶ会社を応援することで、良い循環を取り戻せるかもしれませんね。

コメントを残す