小説は人を動かす!

P1080275P1080276長谷川等伯と弟子たちの話を書きましたが、京都に行ったきっかけにぜひ、本物の絵が見える場所ということで、真言宗 智山派 総本山 智積院(ちしゃくいん)に行ってきました。

一人息子である久蔵や弟子たちと書いた絵、久蔵を失ってから悲壮な思いで書いた絵、火事を切り抜けた最高級の絵画が、ふすまにはめ込まれて我々を迎えてくれました。といっても絵全体は当初の状態ではなく、破損を免れた部分だけが切り抜かれ、ふすまに残されており、一部継ぎ目がおかしいところもありますが、十分雰囲気が味わえます。

P1080265P1080274そして国宝の障壁画、秀吉の子・鶴松が亡くなり、その弔いのために、壮大な菩提寺である祥雲寺を建てました。これが現在の智積院というわけです。

もっと明るくなれば、さらに細部が見えるのにと思いましたが、保管の問題で、光を当て続けるのも問題があるんでしょうね。とはいえ広間に飾られた絵に囲まれての鑑賞は、最高です。

P1080270P1080268レプリカ&非商用目的のみ写真撮影可能な部分のみ、撮影して、アップしています。ぜひ厳重に保管された本物をこの目で見られることをお勧めします。

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