ネットがデビュー先に、紙が自動販売機になってゆく

TVの視聴率が若者中心にあきらかに減っています。

テレビ離れ”鮮明に 短時間視聴が増加 「必要ない」も増加 NHK調査
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1507/08/news088.html

今日、TVの広告の勧誘がありましたが、もうまったく観ていない!というかTV捨てたから観る手段がないといったら、以前はうそでしょ と抵抗し粘ったものの、今回はもうほんと同情したくなるぐらいあっけなく、引き下がりました。

もはや広告費の錦の御旗となっていた視聴率という怪しげな数値、亡霊だけが一人歩きし、真剣に番組やドラマや情報番組を作っている人間をダメ出しし、落ち込ませ、番組が入れ替わっていくという、敵がどこにいるかわからない泥沼状態になっているのかもしれません。

しかし圧倒的な高齢者層は、TVを見ていて、TVがなくなったら暇すぎて生きていけない人もいるでしょう。

もう1つの疑問、TVがもしなくなったら、どうやってスマホやタブレットを持たない、高齢者に対してビジネスしていくのでしょうか。そう考えると、昔も今もある電話やFAXが有効なのかもしれませんね。

 

若者は何してる?

一方で、テレビすら不要だという若者が増えている中、いったい彼らは何をしているのでしょうか?

ふと、今日のニュースでツイキャスがユーザーが1000万人を突破、4年で2億配信突破と見て、なるほど と思いました。Youtubeやニコナマがスマホ時間をぶんどっていると言われますが、ツイキャスがそこにも入っているというわけです。

2億配信突破のツイキャスがゲーム実況にも進出 イケボユニットにファンも殺到!?
http://ascii.jp/elem/000/001/051/1051469/

PCを使った配信は、高度なことが出来る一方で専用のエンコーダーなど配信ソフトや知識が必要になります。

ツイキャスは敷居が高く女子高生などは使えなかったこの分野に、スマホだけですぐ配信が可能にした点が大きいのです。しかも急激に伸びたのは、キャリアの速度制限下でも配信可能なモード追加など、ユーザに密接に寄り添うカタチで評価を重ねてきたから。

いまどきのマーケティングというか、企業とユーザの接し方の王道をいっています。

 

いろんな新しいが始まる!

先のツイキャスを今日眺めたら、阿部内閣の戦争法案反対!と、国会前で抗議する様子を、岩上安身さんはじめ、何人もがライブ配信していました。警察ともみ合う中、誰かが国会から出てきて一次報告だと叫んでました。

ar_teian1民主党の辻本清美議員でした。我々も中でがんばるので、外でみなさんもがんばってください! などとやってまして、絶対にTVでは中継されない、貴重な激動の瞬間が容易く見られます。山本太郎氏、国会中継しないNHKに皮肉と同様、本当の報道はこういうことなのかもしれません。

ar_teian2世の中はプロレスでさえ、身近に手で触れられる距離感の近さが、流行る秘訣。まさに同じ年代の身近なヒーローを見て、繋がり楽しんでいいるのでしょう。

こうなると、古い頭のTV代理店や広告主がどんなにお金を使って消費者心理をコントロールしようと囲いをつくっても、これでは金魚すくいのごとく、すぐに網を破って出て行ってしまいます。

ひょっとしたら、彼ら彼女らは、受身一辺倒のTVより、自分も発信できることに惹かれているのかもしれません。ブログやSNSで少なからず自分の意思を吐き出せるようになり、もう黙る必要がないんだと 悟ったからこそのアクションが始まる。

新型AppleTV含め、いよいよTVは防災用かコンテンツを映し出すディスプレイに進化したのですね。

 

紙も自動販売機

Amazonボタン配布でスイッチひとつで、洗剤が届く・・という手法はあまりにも斬新で、少しづつ浸透するのは間違いないでしょうが、いきなりではなく、まずはこういったARのようなものが、間を取り持つのだろうと思います。

ar_teian5スマホでcocoar2 というアプリをダウンロード、左上のロゴ「フルーツ村の発酵美人」枠内に、スマホをかざしたら、お客様インタビューが出るようにしました。

さらに動画の上部リンクボタンには、ショッピングカートのアドレスが割り当てられ、即時購入も可能になっています。当然、Amazonなどに振ることも可能です。紙と動画とカートシステムさえあれば、もうHPさえ不要になるかもしれませんね。

ar_teian4こちらの配信サービスも開始しました。卸価格も設定しましたので、カメラマンさんや、本部さんが顧客に販売してマージンを得ることも可能です。

ar_teian3他社がやってからだと二番煎じになるのは間違いない古いようで新しい技術。今のうちにノウハウをためて、来るべき時代に花を咲かせましょう。。

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