宿泊施設のWebサイトに必要な要素とは

宿予約システムの検討

ただいま、担当させていただいている宿の予約システムを検証中です。一からスクラッチ方式でガリガリプログラムする時代は終わり、システムを月額で借りたいだけ借りるASP方式というか、今風ならクラウド方式が一般的。

使いやすそうな見た目で、 2、3触らせていただいたが、それなりに実績あるシステムは、とても便利に出来ているimage

一方で 最終画面は 同じように見えても、データの入れ込み作業は各社全然違う。入力方式や二度手間を防ぐ便利なツールの有無など、かゆいところへ手が届くかどうかは、実際に触って見ないとわからないのだ。相性もあり、お客様に機能だけで選んでもらうと後で使いづらいとなることは間違いない

もちろん、予約処理を手作業でやっていたころと比較すると、どのシステムを使おうが効率アップになることは間違いない。

コミュニケーションするため、受付と電話でしゃべることを楽しみにしている方は別として、電話やメールで予約や見積を強いる仕組みでは、お客さん側でも まどろっこしい&古いと感じることもあると思う。

シークレットページなどでお得意様だけに見せるページや、キャンセル待ち予約など、なるほどと関心してしまう機能を持つものもある。現状、そんな対応をしていない場合でも、新たなサービスをするチャンスが出来たも同然だ。

SE時代に感じたことだが、自社の文化にシステムを合わせようとするとお金がかかるのと同時に、独自色から抜け出せなくなる。(役所の随時契約のごとく

一方で汎用パッケージを使って、運用でカバー出来ないような独自すぎるものは、さっさと辞めてしまうという決断もありだ。なぜなら、パッケージメーカーは多くの宿システムに対応すべく、なるべく一般的なフローで開発しているはずだ。

 

宿泊施設としてのWebサイトの役割

合理化など、たくさんの可能性を持ったシステム化であるが、 システムだけで他社と差別化できないのは確かである。下手をすると個性がなくなり、メールでやりとりしているところの方が、売上を伸ばす可能性も含んでいると思う。

なぜなら宿のWebサイトがどんなに美しく飾っていたとしても、人影というか、個性が出ないと 堅苦しい カタログサイトになり、宿泊費や料理など合理性の競争になってしまう。本来、観光はあの人に会いたいからその地にリピートするのだと確信している。けっしてハードウェアは二の次だ。

美しさの追求や、システム依存が過ぎると、毎回、新規獲得をするために広告を打ち、その都度、格安の目玉商品をつくるなど、疲労戦が起こる気がする。デザイン費や写真費用、システムの月額固定コストものしかかる。

そんな中、人間味を出す手っ取り早い方法は やはり映像だ
昔ながらの手法ながら、施設長や板前といった施設側のものに加え、さらにはお客様の声を撮らせていただけるなら、これが一番の王道になると思う。

記憶して練習して教科書通りの喋りでは、CMの域を出ない。
テレビCMやタレントを使ったPRが下手をすると逆効果な現代、失敗してもいいから、心の声を、お客様へのウェルカムメッセージをぜひ、届けたいと思う次第である。

少し古い映像だが、ご紹介する。

まさに映像は、究極の伝達ツールになろうとしている。
ぜひ、作られた映像ではない 生の本音の映像を!

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