器と食材、盛り付けが違うと こうも違う

華やかな方は 宇治での食事。

同じ食材ではないものの、眼で見て楽しむ分野があることを 改めまして 学んだ一日でした。

鮮やかな色彩醸し出す素材群は、原型がほとんどわからないものもあったけれど、決して輸入したものではなく、宇治の抹茶や周辺の京野菜などが多く、地産地消の料理が満載でした。全粒粉のパンも含めて、健康志向で どれもすごく美味しかった。

何よりも 元気に働く 還暦をとっくに迎えた女性が、身がとても軽やかで、皿をさっそうと引き上げつつ、次のメニューを華麗にテーブルに載せる。そして丁寧に 、ある種、久々に唱える呪文のように詰まりながらも  一品一品、料理の素材や特徴を説明してくれること、素敵な笑顔がこちらも和やかになったことが嬉しかったです。

日本人の舌は世界一

以前、世界中の人に教えていた日本人シェフに話を聞いたのですが、フランス料理を作るのは、ヨーロッパで抜群の舌を持つイタリア人。が、彼らに日本人が繊細な料理を教えても、違いがわからなかったというから、日本人の舌の感性に驚愕したことがありました。

で、あらためて感じたことは、日本人は西洋料理さえ、自分の技能に取り入れ、上手く融合させてゆくんだ、良い部分を活かして共存共栄する ことが、身近に学べた次第です。

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