オリーブは緑、赤、黒へ

地植えした 小豆島のオリーブ苗木

久々に畑に行ったら、すでにオリーブの実がたくさん落下していました。
この量を見ると、さぞかし タワワに実っていたはず...残念!

実の色は、リンゴのそれと同じ、緑から赤、黒に変化します。

もちろん、油を取る目的なら、黒が一番油量は多いのですが、質は落ちていきますから、コンテストなどの品評会に出す農家さんは、赤や、さらには緑色の実を、手摘みで採取します。

海外の多くは

落ちた実を拾ったり、そもそもゆすって落とした実をオイルに使いますが、小豆島では、品質が落ちるから、やはり手摘みになります。落ちると、傷がつき、そこから酸化する。試験には酸度が評価されるから、有利に運ぶためには、実の採取をしてすぐに搾油する行為を行うのです。

さらに話を進めると、黒ずんだ実をつけたオリーブは、子を身ごもった状態で、栄養を与え続ける必要があり、本体の栄養が枯渇していきます。だから、放置するよりも、人間がとってあげた方が、オリーブには良いのです。まるで広葉樹が秋に葉っぱを色づかせて、落とすように。

ということで、脚立を最大限に伸ばして、最上段にまたがり、ほぼゼロになるまで、実をつまんであげました。来年も元気に良い実をつけて欲しいものです。

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