ラスト 言志四録4 佐藤一斎

今日の勉強会の宿題、言志四録 とうとうラスト

西郷隆盛も学んだ真に役立つ声が、とても短く書き連ねています。成功自慢話になりがちなビジネス本を見るよりも密ですから、みんながこういう良書に触れると良いですね。とっつきにくいけれど、時間短縮でかつ、未来の自分の糧になります。

 

p285
303 老人の修養六則 その六

「付記」徳川家康遺訓

人の一生は重き荷を負うて遠き道を行くが如し。急ぐべからず。
不自由を常と思わば不足なし。
心に望み起こらば困窮したる時を思い出すべし。
堪忍は無事長久のもとい。
怒りは敵と思え。

勝つことばかり知りて負けることを知らざれば、害その身に到る。
己を責めて人を責むるな。
及ばざるは過ぐるにまされり。

怠らず 行かば千里の 外も見ん
牛の歩みの よしおそくとも

ーー>天下泰平 260年を作った天下家康が言おうと
大日本史を纏め上げた水戸黄門が言おうと、奥が深い

それが天下国家だから、庶民には想像もつかない血みどろの、裏切りの、寝られない日々を耐え、見えない敵たちと戦ってきたからなおさらでしょうね。

コロナ禍で、困窮を強いられる人たちにと思いつつ、最近は自己責任論が蔓延しすぎて、弱い立場のものさえ、己を責め過ぎてヘルプを出せない状況があることも確か。

むしろコロナに白旗上げて、集団免疫を獲得して経済優先する方が自然で良いかと感じる今日この頃です。

 

P293
312 養老の法二十五則 その九
老を養う方法としては、夜は灯火が明るいのがよく、側にいる人は多いほどよい。子供や孫がその側に遊んでいても差支えない。要するに人のいるふんい気が老人の養生になる。必ずしも薬ばかりを侍みとすべきものではない。

–>なる程。多くがこれを望む理由が解りました。

とはいえ、これは一つの処方箋でしょうから、志が衰えず、社会のためになっているとモチベーション高く、働く人も 養生だと確信しています。炎を心に持ち、動くことで、血液が頭にも体内にも循環する。血液はパトロールだから、壊れたところを直す。

ジョージソロスのような悪党もしかり。コロナワクチンは今年中にはありえないとされたが、次々と出てきた理由は、アメリカ大統領が終わり、郵便投票が終焉したからだと思われます。

p.304
328 一生の計

人間の一生は二十から三十までは丁度日の出の太陽のようなものだ。四十から六十までは日中の太陽のようだ。偉大な徳を立てて、大業を成就するのはこの時代である。七十から八十の間は体が衰え、仕事が思うようにはかどらず、恰(あたか)も西に落ちょうとする太陽のようで、何事もすることができない。

若い人々は若い時代に一心に勉めいそしんで、大きな仕事を成就せよ。年老いてから、日暮れて途遠し。 と嘆くようなことがなければよい。

–>ほんと人の一生は、短いですね。

天命に生死はお任せするとして
まさに太陽の中にずっぽり入っている今、
体が動く限り、前に進まねばならぬと思います。

 

P.315
340 君父の大恩を謝して瞑(めい)せん

自分の身体は、父母が完全な形で生んでくれたものである。
従って、当然のこととして、完全な形でこれを返さなければならない。
臨終の時は、外のことを、考えてはならない。
ただひたすら、父母の大恩を感謝して眼を閉じるだけである。 これを終わりを全うすという。

付記2
父母に 呼ばれてかりに客にきて
心残さず 帰る故里

–>言志四録の最後の最後 にもってきた理由がわかるように思えます。
この精神があれば、自身の体をいたわり、素直な心のままに良き行動を目指せる

 他人との比較は意味がなく、むろん財産も社会的立場も。
両親やその親、そのまた親と、ご先祖さまへ
あちらで名将の傷を見せて笑えることが、幸せになるのだと確信が持てます。

 来年もコロナビジネスは展開されますが、負けず、良い方向に向かうべく
健康サービス(腸、感染対策、映像)で全力を尽くしたいと思います。

コメントを残す