ハードウェア、ソフトウェアのトラブル切り分け

映像に関わるものにとって機械の故障ほど

怖いものはありませんが、それがサイネージディスプレイであり、電圧に起因するものであれば、もう手出しできない領域になってしまいます。

例えばLEDの3原色「RGB」、つまり赤、グリーン、ブルーがそれぞれMAXの値を出すことで白色を表示することが出来ますが、これは最大電力必要で、万が一、不足することがあれば、どんな絵を出すかは想像つきません。今回は赤いノイズのようなものがたくさん!

こういった仕様を超えた運用は怖いのですが、今日は、電力ケーブルからくさい臭いが出てきて、慌てて電源を切るシーンに出合いました。ケーブルに負荷がかかりすぎて猛烈に熱をもったようです。一方でケーブル長を短くすると電力効率が上がり、輝度を落とせば トラブルは少し改善しました。だから中国産は怖い

もしコンテンツ側で真っ白を表示したら燃えるようなハードウェア仕様があったとしたら・・・当然クレームになりますが、かつてのブラウン管時代のTV仕様ではIRE15-235の輝度をオーバーすると機器がおかしくなるとのことで、厳しく指摘を受けた思い出がありますが、業務機器はまだそういう仕様が残っているように思えます。

特に野外で明るく表示する機械は、1,000cd/m²(ニト nt)以上あるものがほとんどだから、電力量は小さいディスプレイでも400Wを超えるものも珍しくありません。

 

映像も奥が深い

コンテンツを作ってサイネージに放り込む業務なら、接点はありますが、同じ映像業界だとしても、ずいぶん技術幅があります。

ただしCM結婚式VP動画生中継配信同じ仕事に見えるのと同様、ユーザの立場では、理解が出来ないのも確かです。

いずれにせよ映像に関わるものは、IT側、例えばzoomでのテレビ会議システムのような映像を使う技術も含め知識を持っていた方が何かとメリットがあると考えています。

 

ハード、ソフトで進化

そういえば、お祭り撮影でジンバルがなかった時代は、相手が激しく動く神輿の場合は特に、ブレボケの山でしたが、軽量化レンズF値性能アップ、機材側の手振れ補正も手伝って、ずいぶんと撮りやすくなったように思えます。

それでも重いシステムで組んでしまうと、1時間回しっぱなし出来ないこともあって、どこに想定を置くかが分かれ道になることも今回学んだ次第です。

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