暑いからというよりも、熱を持つPCで映像のレンダリングするからこそ、PCを冷やす必要があると思っています。
スペースが余り余っているデスクトップと比べてダントツ冷却スペースのないノートPC。特にゲーミングノートPCで4Kのv-logLファイルを編集するようになって感じるのは、CPUの性能をMAXに設定したとして、ファンをMAXにしたり、冷たい風を送るだけで、性能アップの余力があるということ。特に最後のファイル書き出し、つまりレンダリング工程で。
GIGABYTE TECHNOLOGY
ということで、もう一世代古くなった AERO15X。Core i7-8750H、NVIDIA GeForce GTX1070 MAX-Q Designを積んだノートでレンダリング実験。
電源を接続したこの15インチノートPCで、タスクマネージャーを開くと、コアが6つ、12スレッドあることが解ります。Davinci Resolve16でMP4の4K動画のレンダリング時、当初はCPU100%でも2.5GHzあたりを示していました。(バッテリー時は、CPUは低速に周波数も1.8GHz程度に下がります)
が、ノート後部を高くし、ファンMAXに変更するだけで、2.7GHzに加速、さらには扇風機を背面から当て、ノートPCの液晶面部分を垂直に立てたら、(冷却設計上、下から上へ抜けるタイプだからか)2.9GHz,3.1GHz,3.2GHz・・・と見る見るうちに数字が上がっていきました。
たかが1コア0.8GHz、されど0.8GHzの性能向上が12スレッドあるだけで高速になるのは間違いなく、実際、比率通りのレンダリング時間短縮の恩恵を受けることが出来ました。28%速度アップ
尚、扇風機を近くに置きすぎたからか、エアコンの有無はさほど影響しませんでしたが、水冷PCがあるように、きっとエアコン冷却も取り入れれば、さらに高速になると思われます。