デジタルサイネージの御柱

ある時は画像、
ある時は画像と動く文字、
そしてある時は動画ニュースと画像

その正体はデジタルサイネージ

デジタルサイネージ JR大阪駅の看板ショッピング街や、総合施設、学校や銀行の窓口付近、公共施設などによく設置されるデジタルのサイン。

今回見かけたブツは、大阪駅入り口の柱周辺に縦長のパネルが設置されていた。設置・再生されているパネルは、ぱっと見3m感覚で設置され、7秒程度で中身が入れ替わっているように見える。

デジタルサイネージの仕組み

私の記憶では、収集した素材群をサイネージソフトが導入されたPCなどのコントローラーに入れ、一括管理

サイズや位置など、自由なレイアウトを作ることが出来て、動画や静止画、スクロール文字など、それぞれに流すコンテンツを選べる。

最後にスケジューリングし、一斉自動配信している。もちろん電源のオンオフさえも設定可能。デジタルサイネージ JR大阪駅の看板2

ただし、動画混在のレイアウトの場合、何秒置きに変更するのか設定は難しそうだ。

また、いずれ生放送映像も再生されるだろうことは簡単に想像できる。現にニュース速報が入ってきたし。

残念ながらこういう仕組み提案はいつも、コンテンツ屋さんではなく、システム屋さんであることがほとんどだから、導入されても良い活用に至らないことも多い。ディスプレイの会社やソフトウェアの会社、企業の情報システムを構築する会社と、前向きな映像会社が組むのが一番の理想だと思う。

特にうちのような全国でビデオカメラマンネットワークを持つところと組めば、テレビ局でなくても地方ニュースをダイレクトに集め、配信することが出来る。

 

今後の展開

個人のスマホやタブレットを活用する方法もあるが、やはり大画面であり、電源接続されているメリットは大きい。

監視カメラが防犯目的で、あらゆる街を、人を、監視する中、公には、このサイネージの再生機器の中にビデオカメラを埋め込み、双方向にする方が、面白いことができそう!と思うし、既に埋め込まれていても不思議ではない

さほど想像をたくましくしなくとも、ITは無限大に世の中の風景を変えてゆくだろう。デジタルサイネージ JR大阪駅の看板3 動画も入れられる

その際に、カメラをハッキングし、遠隔地から覗く輩もいるだろうし、システムを乗っ取りエロ画像満載にされることを防ぐ施策も必要だ。こうやって、メリット、デメリットを表裏一体に抱えながらも、進む技術革新に備えることが必要だ。

4:3や16:9だけではなく、柱解像度という、規格もできるかもしれない。^^;

とにもかくにも、そういう時代を想像し、そのための映像提案をたくさん準備しておくことこそが、次世代に役立つ映像制作会社となりえるのだと思う。

 昔ボーリング会社に提案する企業がディスプレイ8枚を横につなげたディスプレイ提案と、コンテンツを開発していて、縁あって支援したが、横8枚にあうコンテンツ作りは難を極めた。FlashとPCでやった思い出が蘇って来た。

 

コメントを残す