歯と同様、腸も大事であることを最近、特に感じる。
唾液で殺菌する口と、免疫細胞が集中する腸。
人間は菌や栄養の入り口と出口を、最高の布陣で守らせていることになる。
が、代謝力が落ちて、消化・吸収が悪くなったり、年老いて病気になった途端、恐怖が始まる。
が、代謝力が落ちて、消化・吸収が悪くなったり、年老いて病気になった途端、恐怖が始まる。
映像関係者に多いのは終わってからの宴。とても楽し場であるが、酒や肉の過剰摂取は、胃や腸を狂わせ、分解してくれる善玉菌である戦士を減らしてしまう。23時のラーメンはたまらないが、腸は別の意味でたまらない。
万能に仕事をするためには、体が丈夫でないといけない。特にフリーが多い映像マンは本人が動けなくなることは信頼の上でも、生活の上でも避けたいものだ。
かけこみドクター 腸のスゴい力!
腸内環境をよくする7つのことのTV番組を見せてもらった。
そこには普段体感していたことが論理的に説明がされていた。
- 腸は自律神経があり独自に動く。脳を切っても動く。
そもそも脳は腸から産まれたらしい。 - 腸は人体最大の免疫機関(全身の6割が集中)
--> 免疫細胞は、日々、がん細胞をやっつけている。 - 腸内環境を整えれば長生きする。
消化、吸収、排便が滞りなく行われればいいとされる。だから便秘や下痢はよくない。 - 大腸に存在する菌1000兆個と言われている
- 理想の比率は、善玉:悪玉:日和見=2:1:7
3日程度で入れ替わる。日和見は強いほうに付き、悪玉が優勢になると全体が悪玉の動きになる。 - 悪玉を全てなくすのは良くない。
代表の大腸菌は、さらなる悪玉に対しては攻撃側になる - 善玉の役割は、消化吸収の促進、免疫力アップ、有害物質の解毒、悪玉の増殖の抑制
- 悪玉は腸内を腐敗させ、有害な物質を作り人体に影響を及ぼす。免疫低下。腸壁に傷つけ癌など引き起こす。
- トータルの菌の量が決まっているので善玉を増やす必要がある。
ただし、腸内細菌は、3,4日でお尻から出る。全部が入れ替わるのは、大きくは10日で変わる。 - 肉や炭水化物(ポテト、肉まんの皮)は、たんぱく質、脂肪は、悪玉菌のエサになる。
なんとなんと、とてもわかりやすい。
繰り返しになるが、腸は出口、口は入り口、入り口と出口で人間は強力な免疫細胞をもって菌をやっつけているのだ。ただし、若いうちだけ。年をとると代謝が落ち、善玉が減ると言われる。つまり食べすぎで消費できないから溜まる。
胃酸でたいていは死んでしまう動物性善玉菌(チーズ、ヨーグルト、ミルク)
胃酸でほとんど腸まで届く植物性善玉菌(漬け物、キムチ、しょうゆ、味噌など)
つまり、ビフィズス菌等よりも漬け物の方が、腸まで届く。最大かつ最後の免疫細胞である腸内細菌を善玉側に傾けてくれる。
かつて、家康が大阪冬の陣で、奈良漬のばあさんを横に置いていた。昔から日本人の体を守っていた漬け物が世界中の病気を防ぐことが期待されている。
フルーツで出来たお漬け物商品が、100年の歴史を誇る胃腸病院で扱われることになった。つまり医者が認めた数少ない東洋の技術になった。小児科の先生陣も扱う。単なるフルーツの漬け物だけれども何十年もの鶏、豚、牛、犬、ネコなど、難病の動物を救ってきた歴史が、発酵技術が違う。 |