今年2014年は、50年ぶりに後祭が復活。17日と24日の2度に分けて山鉾巡業が実施。さらに150年ぶりに33基目の山鉾・大船鉾が復活する。
そんな7/12の勉強会のついでに、祇園祭に行って来ました。ちょうど山鉾建てのシーズンでしたが、台風の影響か、まだ途中のものも多くありました。そのおかげで工程が見えたのは良かったです。何がすごいって、釘を一本も使わない縄での組み立て。縄がらみという伝統技法を身に着けるのに、職人はどれぐらいの修行がいるのでしょうね。
シーズン全体では、京都市人口 140万人の人口が倍になる古都 京都でも、日が決まっているから土日か平日かで人数は万人単位で変わってくるようです。
今年は祭りの長期化の影響懸念により、露天が宵々山(15日)、宵山(16日)の2日間になったようで、来場者への影響も楽しみです。また、後の祭りが宵山23日と、24、25の天神祭りとかぶるため、観光客が流れる可能性も示唆されています。
祇園祭の厄除け
山鉾が街中を巡行することで厄を集めることで、町を清める。その後、神様を町に迎える準備をする。山鉾は、集めた厄を留めないよう、邪気が逃げないよう、巡行後すぐに解体される。
今年1つ増え、計33の山鉾。それぞれ町単位の保存会によって運営されている。それぞれの山は、火除け・雷除けから、病、安産、知恵のお守りなどの厄除けが基本であるが、縁結びの保昌山(ほうしょうやま)、自分の力をわきまえず敵に立ち向かう勇敢なカマキリの蟷螂山(とうろうやま)など、いろんなテーマが山になっている。
山鉾巡行の順位は7/2のくじで決まるが、長刀鉾は「くじ取らず」であり、毎年、先頭が決まっている。
ご参考.祇園祭の最大の見所
7/17(9時から)前祭山鉾巡行
長刀鉾を先頭に23基の山鉾が京都の中心部を巡行
7/24(10時から)後祭山鉾巡業
橋弁慶山を先頭に10基の山鉾が巡行