触ったことのない人に操作を教える?!

どんな業界でも初めて触るマシンなら、まずは使い方を学ぶのが本筋です。今や子供は缶詰めの開け方さえ、Youtubeで調べるというから動画依存が怖いですが。

映像の機器は、複雑な設定がたくさんあって、プロとして活躍する人でも新しい規格がどんどん加わり、常に最新を追いかけていなければ、最適な設定ができないこともあるのです。

以前、FHDで良いのに4kで収録してしまって、フレームレートミスや、収録時間が足らなくなるという事故を聞いたことがあり、現場で毎回違うカメラを渡されるカメラマンさんは大変だと思います。そういえば先日のHDRテストでは、ハイブリッドログガンマなるものを設定し、初めて撮影、編集してみましたが、そもそも対応モニターがNinjaVしかなくて苦労したばかりでした。(カメラ使いまわしでHDRモードをONにしていたら・・・危ないですね)

 

通信が発達すれば

上記のような教育さえ不要な世界が訪れる可能性があります。例えば5G時代に描かれる代表例は、映像を使った遠隔医療。日本有数の神の手を持つ外科医など、現場に行かなくても遠隔オペできるメリットは、移動の無駄時間を省くだけでなく、最先端の医療技術をリアルタイムで未来の若者に教育出来る。チャット機能などで質疑応答も閲覧者同士で切磋琢磨できて良いでしょう。当然、映像ファイルとして保存し、テロップや注意事項など修飾すれば、より深く、何度も学べるメリットがあります。

ということで、生中継機材に対してリモート設定実験が成功しました。解像度や転送レート、SDカードへのバックアップやYoutubeLiveチャンネル設定など、大阪から何度でも設定する実験が上手く行きました。最小限の物理接続さえして、ランプ状況把握の上、無事起動さえすれば、後は遠方から自由自在になる仕組みが出来たということになります。

ちなみに、最低限のマニュアル作りはOneNoteが便利です。スマホで写真を撮ってペンでコメントし、OneDriveなどでデータ共有すれば、複数人閲覧も、修正もあっという間。動画マニュアルは解りやすい反面、作る時間や閲覧時間がかかるので、複雑でなければ電子マニュアルがベストでしょう。

また今日のYoutubeLive生中継配信(実験)で、ようやく複数人対話+ペン利用による未来の電子版教育手法が見えてきましたから、学ぶためのプラットフォームはもう一段、進化するだろうと確信しています。(「優先」を「有先」とするなど漢字ミスはとても恥ずかしい・・・)

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