勉強会 言志四録(二)1から50の感想

京都勉強会。今回は冒頭からどれも心に響く言葉で、悩みました。(^^)
忘備録に残します。写真は場所も内容とも まったく無関係のもの。笑

10.言葉を慎め p22
天地の間で不可思議なものは人の言葉以上のものはない鳥獣はただ音声を発するだけでやっと相互間に意思を通じ合うだけである。人間だけは言葉があってはっきりと自分の感情意志を宣べ伝えまた言葉を文章とするならば 、これを遠方に送り伝えたり後世の人々に告げ知らせることができるなんと不思議なことではないかただこのように不可思議であるから災いの初めを開いたり争いの短所を作ったりするのも言葉である例えばよく切れる剣は身を守るものではあるが容易には紙を傷つけるものでもあるようなものである故に言葉は慎まなければならない。簡単な一言で大失敗をすることがあるこれは口は禍の門と言われる由縁であるしかし言わないわけにはいかないどうすれば良いか

ーー>

病は口より入り、禍は口より出ず

世界交流の今は、言葉すら同じであっても意味が異なり、裏読みも困難な異文化同士の会話。まさに難しさ満載、口の禍にならないために、歴史や文化を学ばないといけない。外国の言葉習得だけでも大変なのに・・・・

そして簡単な一言で大失敗をすることがある。
口は禍の元もその通り、国民病である花粉症も要因は小麦、乳製品、トランス脂肪酸食品、腸内フローラ不足などと言われ、脱コンビニ食とも言われるから口は大切。とても、深い。

もちろん言葉を発する大元を鍛えるには、相手や自分の体、命頂くことに対する「もてなし」などの大和言葉に戻る必要があるのかもしれません。

—–例—-
もてなし
ようこそお運びいただきました、お待ちしていました、お上がりください、こゆるりと、お心置きなく、お口に合いますかどうか、ほんのお口汚しですが

やわらぐ 和らぐ>
こころのもちようが、おだやかになる。 (心の持ち様が、穏やかになる。)
けしき、もようが、ここちよくなる。 (景色、模様が、心地よくなる。)

はぐくむ  だいじに、まもりやしない、たいせつに、きもち・からだをすてきにおおきくそだてる。大事に、守り養い、大切に、気持ち・体を素敵に大きく育てる。)
いそしむ 勤しむ
あることにつとめはげむ。 (ある事に勤めはげむ。)

 

12 教えもまた術後多し p26
子弟の傍にいて助け導くのは教えの常道である。子弟が邪道に入ろうとするのを戒め諭すのは教えの時を得たものである。自ら率先実行して子弟を率いるのは教えの根本である。何事も口に言わずに子弟を教化するのは教えの霊妙な極至である。一度抑えつけて、そしてほめ、激励して道に進ませるのは、教えの一時的な方便であり、臨機応変の方法であるこのように教えもまた幾多の方法があるものである。

--> 後述の 山本五十六元帥の話し、「やって見せ言って聞かせて、させて見て、ほめてやらねば、人は動かじ」教えにはあらゆる術があるからこそ、一つに固執してはダメで、押してダメなら引いてみな、に、なるんだと思いました。

そして何よりも、相手のタイプ、状況によって変えていくことこそが必要で、例えば極端な例では、男性なら結論をシンプルに、論理だって、女性には感情に寄り添い 相手の気持ちになって聞く、ビジュアル脳なら図解するなど、教えるものこそ学ぶべきは多いと感じます。

17過は不敬ち生ず
全て過失は慎みのないことから起こる。
もし、過ちをしたならばすみなさやかに改めるが宜しい。

–>バイオ納品後、1週間経ってから消費期限2020年を2019年にミスしていたことに気付いて、即座に顧客数カ所に電話した。まさかの東日本大震災の311の日に仙台のお客さんに。結果、消費期限なんて見てなかったがご丁寧にどうもとか、風呂に入れて気持ち良く入れたとか震災のことにも触れながら和やかに話せました。

 

 

22 敬の真義
人は心に、感情がいずれにも偏せず全ての事をなごやかに行うという中和の精神を持つならば、身体は安らかにのびのびとしている。

-->
緊張すると実力は出せないし、怒りすぎると内臓全てが戦うモードになり、例えば傷つけられた時に血液を出さない様、血管を集めて、細めるから循環が良くないし、まさに中庸は心と体一体となって向かうべき働きだと感じます。

また、病になる多くのことは、生活習慣など要因があるから正しく転換するきっかけになる。

 

45難事に処する道
全て大きな困難な事件に遭遇した時は、急に解決しようとしてはいけない。必ずしばらくそのままにしておくがよい。すなわち一晩持ち越すことにし、枕元で半分位ざっと考え、それを思いながら寝て、翌朝心が清く明らかになった時、引き続いてこれを思案すれば、必ずおぼろげながらも一条の活路が見えてくる。そうなると、その難問題の義理(筋道)が自然に心の中に集まってくる。こうなって後にゆっくりとこの難問題を一つ一つ区別して処理して行けば、大概は間違うことがない 。

-->

確かにそれを思いながら寝て、翌朝心が清く明らかになった時、引き続いてこれを思案すれば、必死になれば活路を見出せる、

現在はLineやtwitter、仕事でもチャット系で24時間、仕事をさせ、させられる時代になりました。

経営・株主側から見ればハッピーですが、効率的にはやはり良いはずがない。身体の構造からも交感神経、副交感神経を交互に作用させなければ、病を患うことが解っていることからも同様。仕事のパフォーマンスを悪くし、万が一、大病や過労死などの被害者を増やせば、裁判や被害者家族との怨嗟を産み、仕事は引き継げず、滞留し、かえって非効率になる。

とにかく急いては事を仕損じるし、脳の構造も、寝ると整理して集めてくれるのは、自然の叡智、先祖の智慧、志によっては、天の祐けを受けることにも繋がるのかもしれません。

早期発見、早期治療(薬剤) のスローガンを問題視する流れがあるようです。

 

 

大和言葉引用
http://www.bb.em-net.ne.jp/~maccafushigi/mac/10.htm

コメントを残す