理容師さんとお客さんのリスク

久々に感染症問題

2020年、世界中から様々な人種の人が集うオリンピックなど、とても街が賑やかになって経済もしばらくはこれで安泰といわれていますね。もっとも東京だけが儲かっているように思えますが・・(苦笑)

しかし感染症問題に少しでも足を突っ込むものとして、喜んでばかり言えないリスクが潜んでいることに気付きます。そう、現在も広がりを見せる豚コレラや、インフルエンザの猛威など、人類は常に感染症との闘いにあります。

そもそも血液による感染が起こるのは医療の世界が主のように思えますが、案外身近にあったのです。そう、顔を剃る散髪屋さん。病院と違って、散髪屋さんでチェックできない病歴入出国など空港レベルのチェックはあったとしても、やはり病歴不明な人が入ってくるリスクは相当あると思っています。

実際 感染症の観点から調べてみると、国内だけでB肝炎 約300万人、C型肝炎 約200万人、HIV3万人弱とトータルで国民約40分の1が血中キャリアと言われる中、世界でのHIV感染者はおよそ3670万人(年間180万人の新規感染者)とされています。

切れなければ打つという、100種類以上あっても効かない抗がん剤も、どうやら怪しいニオイがする中、他人任せにせず、自らが守るための知識を得て、健康寿命を延ばす時代になったことを意味しています。

自分は大丈夫でも、人の血液がレザーに付着して、洗い落とせず、感染し、それがHIVなら10年後に発症するリスクもあるというから、真剣に衛生的対策店舗を選ぶ必要があると思います。

参考データ抜粋

2004年ごろの理容業における公衆衛生と感染症対策を書かれたWHO、SARS 専門家チームに参加もされた医学博士、渡邊 浩先生の資料を読むと恐ろしいことが書かれています。

(一部抜粋)
血液による感染:血液を介する病気、理容業界だと、ひげをそったりすることがありますから、時にはやはり出血したりすることもあり得るでしょう。こういう汚染された血液で起こる病気っていうのは、エイズであるとか、B型肝炎であるとか、C型肝炎というものがあります。

B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、それからHIV、エイズの原因ウイルスですね。(・・・略・・・)感染の高さの度合いというのは、B型肝炎が最も高くて、その10 分の1ぐらいがC型肝炎、さらにその10 分の1ぐらいがエイズと。

感染の度合いは、だからB型肝炎が一番うつしやすいし、うつりやすい。C型がその次、HIVは一番うつりにくいということになっていると思います。しかし僕たちがB型肝炎、実は一番針刺し事故、怖いわけで、なぜ怖いかというと、エイズはなってからうつったとしても、発症して命を落とすのに約10 年間、平均すると10 年間ぐらいかかりますが、B型肝炎というのは劇症肝炎というのを起こすことがありますので、そうすると現代の医学をもってしても、半分以上は亡くなります。半分以上が命を落とすことになります。

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