すべては進化 変化している

当たり前なのですが、ITなどのインフラ加速によって、進化したという情報そのものが伝わるスピードが速くなったために、いろんな情報が一度にドカッと入るようになったと感じています。

 

売り場のモニターも変化

特にカメラ周辺はコストをかけるだけ、センサーサイズアップや4K,HDR,カラコレと、まだまだ進化できる余地がある分、進化を辞めない(商売根性たくましい)メーカー周辺だけは活況な気がしています。

打合せの後、久々に梅田のヨドバシカメラに寄ったのですが、普段Youtubeで見ている方の作品がGH5sカメラの宣伝モニターに映っていて、確か北海道あたりから表示されていたと思っていたら、もう大阪と、とうとう個人の作品が普通に全国に流通するようになったことに驚いています。(クレジット表示があるので、対価はPRとのバーターだと想像しますが)

さらには、社員が撮影・編集した作品が大型モニター1枚埋めていたのも印象的でした。つまりモニターに表示するコンテンツが、メーカーから支給されるものだけでなく、真に使い勝手を告げるツールに変えようという苦慮の結果だと感じています。無人の販売機として。

この2事例より、お金をもらって映像制作するプロは、上手く表現できないのですが、これを社会の縮図として、ピンチとチャンスを同時に迎えたように思えるのです。
チャンス側に振れば、店員が売りやすいネガティブ要因を外した解説動画を、特に購入者目線を配慮しながら作り(声無しでテロップがいいかも)、手頃な尺でYoutubeにアップして声掛けを待つのも手でしょう。Youtubeチャンネルで人気が出ればユーチューバーに転向しても、実績を企業に売りこんでもいい。

LUMIX S1/S1R発売

スケート場

昨日アナウンスされたパナソニック初のフルサイズミラーレス一眼カメラ「LUMIX S1/S1R」3月23日発売されることが伝えられ、その日にPanasonic公式のYoutubeチャンネルにS1の作例が掲載されていたのですが、この動画も、梅田ヨドバシカメラの4Kモニターに映し出されていました。

もちろんフルサイズ機ならではのセンサーの描写と、夜の明るさには圧倒されました。

1点気になったこと、所有するPCはFHDながら、144Hz対応のPANTONE(パントーン)認定モニターが搭載されていて一部、作品「GRAVITATION」の色に関しては、夜景をすっきり見せながらも、なぜか肌の黄色が目立ち、かつ紅葉シーンでは鮮やかさの強調が強かったのが印象的でして、少しひっかかっていたのです。

さすが店頭の4Kで見ると和らぎましたが、それでも色の不自然さはあったように思えました。人の作品に物言う立場にも技術もありませんが、いかに正しい工程で映像制作しているかは、こういった思わぬところからチェックされるというリスクも感じた次第です。

 

現時点では不要?!

絵がキレイでも、レンズが重く、そして40万、50万といった価格帯のシステムには食指が動きません。なによりも重さはハンドリングを難しくし、ジンバル含めたモニターなどの周辺機器を含めると、せっかく一眼レフへのアドバンテージが崩れるわけで.....それも含めて、映像マンはこの早い潮流の中で、機材を見極め、揃え、練習し、正しいプラットフォームの選択をする必要があると思わされた次第です。

一方で世間で画質のことに固執する人はあまりおらず、時代は5Gなどネット接続側にシフトしていることに向かうことで差別化しようと思いつつ、今日の打合せで、初の東京と大阪を繋いたイベントが叶いそうでほっとしています。

LUMIX S1で全編撮影「GRAVITATION」【パナソニック公式】

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