全世界に1s程度の遅延でリアルLUT変換映像配信?

atomos NinjaV 楽しい

スイッチャーのプログラムアウトに接続すると不用意にファイルが分割されて、ひょっとして1台のカメラ接続しか想定してないのかと思いつつ、用途を攻めあぐんでいた感のある4K60P SSDレコーダーのNinjaVですが、一つ明確に見えたような気がします。

それはHDMI INに加え、OUT出力端子があることによって、単体撮影時の4Kログ映像を、LUTを当てたフィールでスルーアウト機能、正式にはループアウト出力が可能で、720p、1080p 24/25/30/50/60/100/120といった豊富なモニターアウト出来ることです。

 

応用編

ジンバルに乗せたGH5にv-LogL設定し、NinjaVのHDMI出力端子に ごにょごにょ接続することで、いち早くIOT時代よろしくの、生中継の一ソースとして、世界のどこでも移動しながらの映像ソースに変えられるのです。

なので、その映像をスイッチャーで受ければ、マルチカメラの一つであり、PCで受ければ監督用のにわかチェック用モニターになります。

5G回線でないため、遅延ゼロとは言えませんが、既に現代でも1s程度の遅延で送ることが出来ます。YoutubeLiveが超低遅延モードをサポートしましたが、3s程度あることを考えると、なかなか使える仕組みかもしれません。もちろん距離が200m程度なら500ms程度にする別の仕組みの方が安定的ですが。

 

解像度差別化の次は 生中継と色

ということで、今回は監督用のチェック用に4Kログ撮影している映像を生でLUT適用後の絵をFHDで飛ばすことが出来ました。レンズもCanonFDレンズなので、LUTを合わせるとシャープではないけれど、なかなか味わいのある映像になったように思えます。収録は色情報を内包させてないので、いくらでも後から自由に変えられます。

本撮影では雨や移動が激しかったため、途中で途切れたりしましたが、未来のひとつのロケパターンが見えたような気が・・・赤穂浪士を意識した衣装をまとう新選組を赤穂人が映すのは面白いですね。本能のままに(笑)

ファイル分割問題はまだ一度しかファームウェアバージョンアップなされていないため、潜在バグか、分割なしの秘密設定があるのかもしれませんので、メーカーフィードバックしつつ様子見したいと思います。

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