スマホを持たされる現代
一世を風靡したガラケーですが、国内純正のものはもうほとんど残っていません。とても使いこなせない風に見えるITリテラシーゼロの人であっても、スマートフォンを持ちたくなくても持たされる現在、その理由はいくつかあります。
- スマホが主流になったので売れないから物がない
- 開発が終わっているから物がない
- 保証が切れる
というメイン理由の裏には、高性能な端末は管理側がいろんな多目的データを取りやすいということがあります。(ハード屋さんやOS屋さんやアプリ屋さん、携帯会社、警察など)
例えば、設定したことがなくてもiPhoneには「頻度高い位置情報」という、訪れた場所と時間や、訪問回数が自動で保存されており、それがバレれば、その人の行動がすべてバレてしまうからロックさえ外せば警察にはアリバイ含めて美味しい情報に違いありません。とはいえ、この情報は50日ほどで切れる、暗号化され、Appleが直接データを取得することもないとされています。
また、iPhoneのヘルスケアはウォーキング+ランニングの距離や歩数が取得されていますし、カメラで撮影した写真には、位置情報がデフォルトで保存されています。
さらに設定さえすれば、Googleマップのタイムラインで、もっと詳細の位置情報や移動ルートなど、個人情報をせっせと自ら広告に有効なデータをデータベース化していることが解ります。
一方で、GPSがONにされていると、スマホをなくした時や、万が一の救急医療の場合にはメリットがありますから、どっちもどっちです。中国が監視社会だと聞いて可哀そうと思う一方で、彼らの中には、安全のためにはむしろ監視して欲しいという人も多い様で、環境における価値観の違いが出て難しい話ですね。
いずれにせよ、解りやすく伝えてくれた上でON/OFFを自身で選べるようになってほしいものです。