ZARATUKI

伝えるの行方は一言「ザラツキ」具合にかかっているのではないのかと思ってしまいます。

言い方は様々ですが、傾奇者(かぶきもの)とか、珍味といった見たことのない味わったことのない聞いたことのない初めての という表現の方が合っているときもあるでしょうが、とにかく耳や舌や眼に、何らかのザラツキ・ざわめき・ドキドキがあって、はじめて人は食指が動くようになるのだろうと思います。

信長時代のてつはう(鉄砲)や、鎖国時代の黒船のように、国を超えれば気候も風土も文化も異なり、したがって人も生物も歴史も宗教もずいぶんと変わってくるから、造られるものは当然独自色をはらみ、結果外モノが観ると、熱帯地方独特の原色に近い色を持つ鳥や花も含めて、見る人の脳に衝撃を伴って訴えかけるのかもしれません。外国旅行がヒントをもらえるのは真理ですね。

個人的に、昔から言葉のザラツキというフレーズが気に入っていて、商売やサービスの名前一つとっても、ザラツキを意識しています。だから普段、ストレートに言うべきでない場所では、極力、いや積極的にザラついた言葉を使いたいなぁと思っているわけで。難しい分、アイデア出しの訓練になるし、血流が流れて頭の体操になると確信しています。といっても小生、修行が足らず瞬時に場を掴む 一流のお笑い芸人のセンスは凄いなぁと思うわけですが。

ということで、今日ざらついた写真をば。(笑)

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