カメラマンという仕事

関西在中で若いながらも、アルバムづくりで25万とか、2時間で5万とか、もらっているというカメラマンさんに会いました。といってもスチルカメラマンさんですが。

そもそもスチルさんのギャラ体系は、ビデオとはまったく同じには測れないものの、やはりブライダル系は、せっかくの記念だからと、いろんな大人の財布も合わさるだけにそれなりにまとまった金額になるのだと学びました。もっともミスが許されない神経使う現場で、かつ競争率は高いはずなので相当実力が伴わなければ、ギャラや仕事維持が容易でないことは想像できます。

とにかく、ハードが動いていた時代、ブツを納品していた時代は、ビデオでいうところのDVDやVHSの話ですが、こちらで製作費用の不足を補うことが出来たような気がします。今はファイル納品も増えてきて、そもそもお客さん側でDVD化するなどしなければ、データ買取だとか使用許諾だとか、著作権を持ち出すことも難しく、先の不足部を補うものとして、せいぜいエンコードやYoutubeへのアップロードといった作業になるのかと思ってしまいます。

まだ試していませんが、Youtubeには同一アカウントで同じファイルをアップロード出来なかったように思えますので、別アカウントでもきっと同じ制御になるのだろうと思います。だから防衛のためには、先に限定公開などでYoutubeにファイルをアップするというのも手かもしれませんが、そもそもYoutubeに二次利用権利を渡すことにもなるので、本末転倒な気もします。

10年後、何が大事で、何が重宝されているのか 想像することは難しいですが、確実に言えることは、もし当方がブライダルに注力するなら、せっかくみんなが集まるハレの日に、新郎新婦の血縁者、おじいちゃん、おばあちゃんの生の声をインタビューして、新郎新婦が後で見返して嬉しいコンテンツを綺麗に保存するサービスが響くに違いありません。

遠隔地なら生中継で繋げて対談してもらってもいいし、病院と式場をつないだり、同じ時間を共有しつつ二度とない絵を残す・演出することがカメラマンの使命のような気がします。

 

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