秘伝のタレ カメラ
先日の天神祭り天満宮(本宮祭)にて
しばらく使用できません。カメラの温度が下がるまでお待ちください
というGH5では初の現象を体験しました。SONY,CANONなどのフルサイズ機では当たり前のカメラ熱問題ですが、マイクロフォーサーズで見るのは意外でした。まぁ確かに黒ボディーをまとい、体温を超える激炎天下の中、4K24P vlog-Lで1時間近く収録して停止した直後だったし、ボディーは確か排熱を兼ねるマイクシューあたりを触ると、数秒も触るのが耐えられないぐらいの熱さでしたから、故障から身を守るための防護策としては、秀逸な機能・ハード設計でしょう。
ちなみに、電源を切って数分待てば稼働し始めたので、帽子をかぶらない人間同様、ほんと限界ギリギリだったのかもしれませんね。
という感じで映像制作のトラブルは、ピントトラブルに、カメラワークミス、バッテリー切れ、レンズ故障、三脚やジンバルトラブル、カード記録ミスなど、メンテナンスをしていても予期しないタイミングで起こることがあります。上記のような過酷な現場でもそうですが、湿度が高すぎて結露したり、結果的にレンズがカビることもあるでしょう。
結局は現場でないところで痛い目にあって経験・タレ化するかですね。
生中継での秘伝のタレ
生中継になると上記に加え、さらに難易度が高くなります。大きいポイントが音ズレ。1台のカメラでカメラマイクで音を収録する何ちゃって配信は比較的簡単ですが、音をPAからもらったり、複数台のカメラをスイッチャー経由でミックスしてくと、機器を通ることで、映像と音の同期がずれていく場合があります。
Youtubeシステム側が問題もあるでしょうし、回線問題、さらにはPC側の問題も、SDI,HDMI変換の問題、各種ケーブル長やメーカーハード仕様の問題(スイッチャーの遅延など)がありますが、案外メーカーは数フレ程度 映像と音がずれていく事実をローランドさえ明かしてなかったりしますからなかなか大変です。
TriCaster のように3ケタ万円を投じられるところには無縁の話かもしれませんが、それでは進化はメーカー依存だし、差別化も、汎用ノウハウがたまらないと思っていて、やはりラーメン屋さんでも、焼き鳥屋さんでも秘伝のタレ的なものを持っているように、地道に発明した数字を持っているところが、最後は強いのだと思っています。
ということで、今日は生中継3カメ体制を3人で行うシーンでの、さまざまな秘伝のタレ的な最適値を、発見した次第です。(PCに音声を直接入れた時、スイッチャー経由で音をいれた時、スプリッターを経由した時などYoutubeLive側のズレとPC側保存データのズレもほぼなくなる数字) |