日本がバーチャルユーチューバーで染まる日

仮想現実(ARシステム)としてCOCOAR2の仕組みを何社もの企業さまに納入させて頂きましたが、最近の国内IT業界やYoutube動画の中には、VRというのかARというのか が溢れています。

現実世界の映像にバーチャルキャラクターを合成すればARだし、バーチャルキャストのようにバーチャルの空間にいろいろな人が入ってくればVRなのでしょうが、呼び方はともかく、東京MXや、役所も話題作りに乗り出して、情報発信のフロントに彼、彼女たちを採用しはじめているようです。

 

メリットとデメリット考察

VRの経験はないものの、感じるメリットとしては、人間が登場する場合よりもいいことがあること4点

  1. ひとつは、たとえばその当人がアイドルならどこかで不倫だとか電撃妊娠だったり、スキャンダルで一瞬で逆PRとなり、スポンサーに迷惑をかけるようになります。そのために広告代理店やタレントのマネージャーや会社が契約を交わし、当人の教育をしつつ、安全運転に心がけるのですが、CGならよほど声優が別のキャラでバイトしない限り、不義理は起こりにくい状況があります。
  2. ひとつは、動作がきれいにはっきり見えること
    ダンス一つとっても手足の先を実写で見せた場合、手の汚れや関節の形照明の具合などで、絵としてはっきり、くっきり見せることは難しいです。しかし3DのCGなら明るさもある種一定にできるし、手のしわを刻まない絵であれば特にシンプルな指の形や足の動き、向きなど、必要な動作をきっちり伝えることが出来ると感じています。
  3. もう一つは好き嫌いが起こりにくいということ
    子供はアニメは好きだし、人ならばよほどの国民アイドルを選ばなければ、どんなに商品やサービスが良くても訴求できない層が確実に存在します。金額も跳ね上がります。もちろんバーチャルユーチューバーも同様ですが、ディテールを排除し、シンプルな顔にすればするほどきっと比率は低いのではと思います。ある種段ボールのダンボくんでいいのかも(笑)
  4. ギャラが比較的安い
    声優+中の人だけでいい?

 

リスクは共感されるかという点。

顔や髪型、服装以外は、良くも悪くも声と動き次第だと考えると、まぁ名前も加えてもいいのですが、中の人が知らない人の場合は、感情移入しにくいということ。よほど面白いことをいう人や、精神的に学びの多い言葉をよく知ってるとか、個性が特出しなければ棒読み君と変わらない効果しかない。ビジュアルの意味はないけれど、目をつぶっても用をなすニュースをたんたんと読む用途ならいいかもしれません。

いずれにせよ、普及のキーになってくるのは、オリジナル3Dキャラ本体の製作の容易化ですが、そこにも答えがでたところに、時代のスピードの凄さを感じます。本気でMy 3Dが1人/一人所有する時代が来るのでしょうね。

https://vroid.pixiv.net/

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