日経新聞 7日間無料券の迫力?!

もし貴方が新聞のセールスマンならどんなことをするでしょうか?

日経新聞を熱心に読んでた頃はサラリーマン時代、特に営業時代だったと思います。もちろん、これを読んでいる役職付きのお客さんも多かったから、話を合わせるためにも必須だったような気がします。当初複雑難解だった構成も慣れてくると、自分流の見方が解ったようで心地よかった記憶があります。全部読もうとして最初は死にそうになってただけで・・・

個人的に良いと思ったのが新聞の作り方、書き方といった伝統ある古き良きノウハウ、エキスがたっぷり入っていること

ある記者の人のコメントを何かで読んだか聞いたのですが、継続記事というのは、その記事自体が前に進んでいるのか、止まっているのか、曲がり角にあるのかといった、方向性と力の強さを読者にきちんと伝えられているかがポイントだと聞いて、なるほどと思った記憶があります。

写真 2017-12-21 12 30 30そもそもヘッドライン(大見出し)があって、小見出しがあって、詳細に入る構成が多いですが、時間がないビジネスパーソンが詳細の途中で切り上げても、きちんと記事を理解できるようになっていること。道を聞いたらたばこ屋の角を曲がって、その風呂屋をつっきるといった道案内では、ゴールが見えず店が潰れていたらどうしようと不安がつきまといます。やはりバードビュー的に、ゴールまでの方向と距離を伝えてくれた方が、時間が短く済みます

かつて男と女の差と言われた結論を求める男と、過程を大事にする女はずいぶん時代と共に変化して、女性の方が過酷なカメラマン仕事を辞めにくいという話もあって男と女が逆転したように思える今ですが、結論に到着するまで時間をかける人にやはり女性が多いのも確か。

私もその傾向が多いにあるのでなんの話か解らなくなってきましたが、冒頭で思いついたのは、とにかく新聞を7日間無料で見たからといって、同社の、いや、活字離れの現代人に対して、真の新聞の実力がどれぐらい伝わるのか疑問に思った次第です。

どうせキャッチコピーをつくるなら、ほとんどのテレビ局のニュース番組は新聞と週刊誌をみるところからスタートしているから、時間がもったいない人はぜひ新聞を!とか、貴方に役職がついたとき、大勢の前でネタ切れにならないためにも経済を手っ取り早く身に付けるために新聞を!とかどうでしょうかね。あまりピンときませんね。この業界のマーケティングも難しいですね。

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