目が見えないからこそ見える世界

蜀咏悄 2017-12-16 21 24 17社交ダンスの生徒さんで、目に不自由がある方がおられるのですが、笑顔がとっても素晴らしく、かつダンスも、まるで全てが見えているように踊られるのでビックリしています。

その方が作った作品とかで、今日飾られていた手編みの造花のようですが、ダンスのステップ以上に驚きを隠せませんでした。

そういえば以前、小学生の頃に父親の工場の手伝いをして、機械に巻き込まれ、両腕がなくなり口で絵を描く先生がいらっしゃいましたが、結婚も何度かして、自分で服のボタンもとめ、さらには自転車に乗って数十キロを遠出するなど、多彩さを発揮されていたことを思い出してしまいました。

大変な苦労があってそこに至ることは当然として、やはり乗り越えられる人にしかその苦労は来ないのだと思い知らされた次第です。

蜀咏悄 2017-12-16 21 24 36そして足るを知るどころか、制限されるから人を魅了する芸術が産まれるのは真理なのかもしれません。金や納期が無制限にある人と比べると、圧倒的に絵や製作物に宿るものが大きい。何よりも圧倒的に多い庶民に届くものこそ世に必要なものだし、素晴らしい絵を書く人に限って描かされている とか、浮かんだビジュアルを模写しただけ というから天から授かったものだとしか いいようがない。

今回の方で言うとやはり目がみえないから見える世界があるのだと核心した次第です。

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