彼らは自分の都合でたんたんと

組織犯罪を計画段階で処罰可能とする「共謀罪」が強引に可決された話ではありません。これはこれで庶民が罪なく問われ、捕まる怖さがありますが・・

本題、人間ではなくて植物の話です。(笑)
ふとテラスをのぞくと一斉に黄色いものが見えました。

つい先日までは、白い花を目視していた矢先だったので、どうやら今年も一部花が咲いて花粉が飛んだのだなぁと気付きました。今だ現役 初のデジタル一眼レフSIGMA SD9で激写。

まさにオリーブの鉢植えが3本ありますが、コーヒーと同様に白い花が咲いて無事受粉すると実がなります。最初は緑色をしていて、やがて赤に色づき、最後に黒くなるのです。あくまでも受粉すればですが・・・・(かつて1個しか見たことありません

もっともオリーブは実を搾るだけ、コーヒーは中の種を取る違いはあります。コーヒーの場合は、工程が複雑でまずは外側の実や皮の部分を科学的な洗浄液や天日干しで取り除く工程があり、焙煎して粉にして抽出して味見して・・・やっとカップにと複雑です。これが海外からやってくるものだから難易度があがるのです。

 

自然に順応できないものは滅びる

話を戻して。コーヒーと同じだなぁと思うのは、受粉のこと。オリーブも他の品種と合わさって見付きがしやすくなります。一部は単独で実がなるものもありますが、量を考えると断然、カップリングになった方が圧倒的です。(実際は風や昆虫が媒介するのですが)

かつて農家さんはオリーブは寂しがり屋だといいましたが、コーヒーもそうなのかもしれません。一方の気温への耐性でいうとカネフォラ種(ロブスタ種)は強いものの、アラビカ種は気温が高くなっても低くなってもダメな植物です。オリーブは外敵はいるものの、太陽にあたっていれば強い木です。

先日、石光寺の芍薬を撮影しましたが、まさかまさかのまだ遅咲きの芍薬が咲いているとの住職情報でした。バラが咲きだした今も彼らは自分の都合でたんたんと生を生きている・・・ということですね。自然に合わせられない人間=順応性が低い人間は確実に滅びると確信した次第です。

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