2012年の映像と2017年の映像の違いに驚く

かつて2010年と2012年に撮影した映像を織り交ぜながら、最新バージョンのプロモーションビデオづくりをするという仕事にかかっています。

たしかあの当時は、Youtubeでさえ企業が積極的には使っていませんでした。やったとしてもDVサイズだったはず。先端のジャンルでもFHDどころかHD(1280*720)が主流だったと記憶しています。確かGoProでさえまだV2のころでしたから、その際もスローを考慮して60Pがセレクト可能なHDサイズを選択しました。

その当時のファイルを見つけてチェックするとカメラはGH2のファームウェア改造版で転送レートを多めに出来る24Pを多用していました。

だから一応、規格上の数値だけを見ると、現代版と簡単に合わせられると安易に思っていたのですが、そうは問屋が卸しません。FHDパネルのPCモニターで画質差を見ると歴然で、確かに業務用のビデオカメラでさえHDV規格が主流でしたからそれに勝っているはずのHD60Pなのに、今回4K撮影したGH5の映像をFHDやHDサイズに縮小し比較したときの画像密度がはるかに違うことに気づきました。

Inked写真 2017-05-14 23 40 48_LI実際の例は出せませんが、代わりに先日の石光寺4K映像をHDMI(FHD)に出力した絵を載せます。(気軽にタブレット編集して素材は、こんなにも密な映像だったかと軽くショックを覚えました。4kモニターでみないといけない・・・・映画人がスマホで映画を見てほしくない気持ちを少し味わいました)

Inked写真 2017-05-14 23 39 58_LIたかが5年、されど5年HD60Pから4K60Pへといわゆる9倍以上の解像度へとハイジャンプアップしたわけで、小さくしてサイズを合わせたとして、とてもとても合わせ技でプロモーション出来るクオリティー差ではないのです。(小さくすることで密度が上がることは周知の事実ですし)

 

映像製作会社リプレースのチャンス?!

写真 2017-05-14 23 41 36 写真 2017-05-14 23 39 34VP製作を受け持つ映像製作会社は、担当企業の映像資産を持っていることが、確かに選ばれ続ける随契理由になりえるのですが、この差を見てしまうと、もう作り直そうよとなりそう。まさにコストパフォーマンス高い業者へのリプレースのチャンス。よほど過去映像として演出利用しない限り、違和感たっぷり&撮影ミスしたのではと思えるほどのお笑いになってしまうというわけです。

この問題解決は難しいですが、60Pならではのスロー多用と、AfterEffectsなどを駆使したイフェクトで色やトーンといった見せ方でミックスするしかないなぁという状況に落ち着きそうです。引き算の和の料理が、ギットギトな足し算三昧の中国料理へと変化・・・・(苦笑)

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