映像戦略部門がない企業は滅びる

ようやくというのか、やっと映像の時代がきたんだと改めて確信を持っています。何度も書いてますが(笑)

 

鉄砲より強い?!感性に直接訴える映像

動画そのものを撮影する機器も、配信する環境も、それを受信する環境も含めてすべて揃ったという感覚があります。年寄りが牛耳る会社は良くも悪くも固い会社。

写真 2017-02-23 12 26 14ただし水際まで黒船、鉄砲がきているとしたらどうでしょうか。命のやり取りをしていた戦国時代はこれは致命的。剣術がいくらすごくても、騎馬武者が揃っていても、組んだら喧嘩が強くても、遠くから撃たれたら終わりです。大坂冬の陣でも大筒を天守に撃ちこみ、瞬時にことが終わったといいますから新しい武器は強烈です。

かつての商売は珍しいものを国から国へ売ってその差益で儲けることでしたから、情報が命でした。ある頭のいい船宿は樽廻船を操る船頭さんなんかを宿泊費、食事、風呂などすべて無料というあり得ない触れ込みで集めて、その通りもてなし、その代わりに全国の情報(価格やニーズなど)を瞬時に集めて商いを大きくしたと言います。

 

瞬時に伝わるものは情報よりYoutube動画?

今は、言語が解らなくても瞬時に情報が行き渡ってしまいますから、成り立たないですね。英語が解らなくても、海外Youtuberの商品レビューはとても勉強になります。日本発売前にレビューが上がるのですから、アメリカで流行ったビジネスを日本に持ち込むというビジネスも今や成り立ちません。

かつての鉄砲が、最終兵器に進化したものが動画なんだと思います。言葉が解らなくてもPPAPは流行る。(笑)

 

在庫不要、世界唯一しか残らない?!

価格という情報は先を見通す問屋や商人達には喜ばれる情報でも、意味の解らない商品はダイレクトに一般人には届きません。これが早いもの勝ち、先駆者利益と呼んでいたのでしょうが、もう流通が市場を握った時代は終わったと思います。

作り手は売れたら作り、買い手は最小限を買う受注発注で良い。

まさにジャンルによっては在庫不要の時代がやってきたといえます。その代わりが友達ネットワーク。網の目のような広大な知人間のネットワークを牛耳るところが強くなる。

 

不真面目大手が一新、一掃される?

かつて、いや現代も広告代理店や印刷会社大手なんかがデザインとセットで大量ロットをメーカーに抱かせ、流通業は下請けの問屋や小売店に数千、数万個と大量に在庫を抱かせる弱いものいじめビジネスが横行していますが、もう時間の問題だと思います。

 

クラウドファンディングが銀行がなまけて放棄した業務(ベンチャーに育て後から果実を得る)を担ったように、とにかく製造者が間を介さず、直接購入者に語りかける時代がやってきたといえます。

 

ジャパネットたかたの高田社長がわんさか?!

面白いことに、生中継で直接語ることが、プラスに働く方が多いということ。田舎言葉やところどころかん高い声になったり、その人格が声に表情に出る。

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コンビニ大手の息子がとばされたように、苦労した創業者と違って学ばない二代目や三代目は大抵 生意気&偉そうなだけでしゃべる中身はないし(真の経営者は息子には代を譲らない)、立て板に水のようになめらかに、流暢にしゃべる人もインチキ臭い、きな臭い、プロンプターをみながらしゃべっている、コンサルに指導を受けている・・・なんて敬遠される時代がやってきたのかもしれません。

 対面で話すときこそ、人間はその相手のいろんなものを見て信頼できるかどうか感性で判断します。赤ん坊でも怪しい人にはなつかないように・・・生まれ持って防衛本能を持っています。

まさに企業は何のための会社かを再度確認し、同時に映像戦略部署を社内に作らなければ滅びるところまできたと断定できます。

 

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