CubeMixPlusのタブレットで4K編集&H.265レンダリング

さすがに4KのH.264ではなくH.265レンダリングとなると高性能PCでもレンダリング時間がかかることと思います。

 

目的と結果

今回はX265のキレイな圧縮ではなく、GPUを使った速度重視のレンダリング実験をしました。結果としては6分4K動画を約10分で完了しましたので、やはり想像通りの便利さです。熱と多少の編集時のカクカクを問題視しなければ、十分業務利用できるでしょう。

4Kタブレット編集

素 材

最近の記事を占めている初入手した中華タブレットでの4Kレンダリングの話です。

TMPGENc Video Mastering Works6を使ってタイムラインに素材を配置。カットのみの簡単編集。動画時間6分15秒の4K動画。
H.265,3840*2160,23.976,1パスVBRでレンダリング。

CubeMixPlus搭載CPU

Intel® Core™ m3-7Y30
コアの数 2
スレッド数 4
プロセッサー・ベース動作周波数 1.00 GHz
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 2.60 GHz

 

状 況

スクリーンショット (85)X265の形式にした時はCPUパフォーマンス100%に張り付き、進捗 残り2時間HWiNFO64というフリーのステータス監視ツールをインストールして負荷をみてみたらCPU温度が99℃から90度を行き来しているようです。

ヒヤッとして止めました。長時間やるにはリスクが高すぎですね。仕様とはいえ性能が高いとされる同タブレットは、国内メーカーがリミッターをかけている部分を外しているようにも見えます。

スクリーンショット (83)で、Intel Media SDK Hardwareを選んだら残り9分からスタート。CPU負荷も60-30%の間を行き来しているようです。HWiNFO64ではCPU温度が89から91度を行き来しているようです。Maximumでは94度

CPU負荷は抑えられていますが、GPU駆使でも温度が上がるのか・・・手で左側の裏を触れないぐらい熱熱になってます。X264レンダリング時の方がきつかった気がしますが。

そもそもPCは高負荷がかかっても壊れないように電圧を上げ下げして、CPUクロックを下げ負荷を下げる機構が備わっています。これが性能が落ちる要因だったりするのですが、これはファンレスタブレットなので空冷のみでは、さすがに性能回復は期待できません。

スクリーンショット (82)中華タブレットは、特にこのCubeMixPlusは国内メーカーがかけるリミッターのようなものはかけてないように思えます。つまり安全マージンが低いけれどパフォーマンスは高い。インテルが撤退したスティックPCの最終系がm3-6Y30で、あの密室で温度が70~71度だったことを考えると、安全なのかどうなのか解りませんね(笑)

Core m版スティックPCをファンレス運用! アイドル時でも不安になる熱さ
http://ascii.jp/elem/000/001/245/1245608/

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